怖駭経[1](ふがいきょう、: Bhayabherava-sutta, バヤベーラヴァ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第4経。『恐怖経』(きょうふきょう)とも言われる[2]

構成 編集

登場人物 編集

場面設定 編集

ある時、釈迦はコーサラ国サーヴァッティ舎衛城)のアナータピンディカ園祇園精舎)に滞在していた。

そこにバラモンであるジャーヌッソーニが訪れ、釈迦に森林行の恐怖について尋ねた。

釈迦はまず三業(身口意)、三毒(貪瞋痴)、定慧などについて、続いて四禅三明三解脱について述べ、最後にブッダは利他行のために此岸・輪廻の境涯に留まっていると述べる。

ジャーヌッソーニは、法悦し、三宝への帰依を誓う。

内容 編集

日本語訳 編集

  • 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典1』(第9巻) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)根本五十経篇I』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 中部経典1』(第4巻) 中村元監修 春秋社

脚注・出典 編集

  1. ^ 『南伝大蔵経』、『原始仏典』中村
  2. ^ 『パーリ仏典』片山

関連項目 編集

外部リンク 編集