『恋はせつなく』は、1968年7月5日に ビクターより発売された橋幸夫の99枚目のシングル(SV-723)[1]

「恋はせつなく」
橋幸夫シングル
B面 夕陽に消えた恋
リリース
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル ビクター(SV-723)
作詞・作曲 宮川哲夫(作詞)
利根一郎(作曲)
橋幸夫 シングル 年表
大名古屋音頭
(1968年6月15日)
雨のロマン
赤い夕陽の三度笠
(1968年8月5日)
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概要

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  • レコード大賞受賞曲『霧氷』の作詞家宮川哲夫と、作曲家利根一郎による楽曲で、このゴールデンコンビによる作品は5作目となる。編曲は橋のシングルやアルバムで何度も共演している寺岡真三
  • 宮川と利根は、宮川が1954年ビクターに入社してプロとなる以前から楽曲を制作している[2]が、橋への楽曲提供は1966年1月の『雨の中の二人』が最初で、この大ヒットでいきなり、橋の両恩師佐伯・吉田コンビに代わるものとして、大きな注目を浴びた。引き続き夏には『汐風の中の二人』をヒットさせ、秋に発売した『霧氷』でレコード大賞受賞し、大賞作家となった。(なお、宮川は、他の作曲家と組んでこれ以前にも楽曲を橋に提供し、ヒット賞も受賞している。)
  • 大賞受賞後も、宮川と利根は橋に『夜は恋する(c/w バラ色の二人) [1967/3/15発売]』などのヒット作を提供していた。
  • 橋は、本楽曲について、「利根先生ならではのメロディでいい曲」としているが、「タイトルがちょっと弱かった」と回想している[3]
  • 宮川、利根、橋による楽曲は全てヒット賞を受賞した(うち『霧氷』はレコード大賞)が、この頃から宮川の体調がすぐれず、入退院を繰り返すようになり、1974年宮川は病没、本楽曲が宮川にとって最後のヒット賞受賞曲となった[4]。また、宮川と利根による、橋への最後の楽曲提供となった。
  • c/wの「夕陽に消えた恋」も作詞宮川哲夫、作曲利根一郎で、A面と同じである。

収録曲

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  1. 恋はせつなく
    作詞: 宮川哲夫、作曲:利根一郎、編曲:寺岡真三
  2. 夕陽に消えた恋
    作詞: 宮川哲夫、作曲:利根一郎、編曲:一ノ瀬藤孝

収録アルバム

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  • CDでのベストアルバムへの収録はない
  • CD-BOX『橋幸夫大全集』(1993年9月20日)の DISC-6に収録されている。

出典

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  1. ^ 「シングルレコード・ディスコグラフィティ」橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 168-209頁参照
  2. ^ 辻由美『街のサンドイッチマン-作詞家宮川哲夫の夢』ISBN 4-480-88523-4 筑摩書房(東京)2005/9 219頁
  3. ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』前掲ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 74頁参照
  4. ^ 辻由美『街のサンドイッチマン-作詞家宮川哲夫の夢』前掲 228頁