恐怖の館 (映画)
『恐怖の館』(原題:Something Evil)は、1972年のアメリカ合衆国のテレビ映画。サンディ・デニス、ダーレン・マクギャヴィン、ラルフ・ベラミー出演のホラー映画。
恐怖の館 | |
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Something Evil | |
監督 | スティーヴン・スピルバーグ |
脚本 | ロバート・クローズ |
製作 | アラン・ジェイ・ファクター |
出演者 |
サンディ・デニス ダーレン・マクギャヴィン ラルフ・ベラミー |
音楽 | ウラジミール・セリンスキー |
撮影 | ビル・バトラー |
編集 | アラン・ジェイコブズ |
配給 | CBS |
公開 |
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上映時間 | 73分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
監督はスティーヴン・スピルバーグ、脚本はロバート・クローズ。
作品概要編集
本作は小説『エクソシスト』の成功から製作された(映画『エクソシスト』はまだ公開されていなかった)。ありふれた筋ではあるが、ビル・バトラーの特異なカメラアングルとアラン・ジェイコブズの素早いカット転換が不穏で特有の効果を与えることとなった。「怪物」を決して全て見せないことで、テクニカル・エディターのヴァーナ・フィールズは本作に良い効果を与えたとしてスピルバーグの後の作品『ジョーズ』でも編集を担当した。(そのほかスピルバーグの71年の『激突!』や、ロバート・ワイズの63年の『たたり』でも担当している)ジェイコブズの編集は平均したテレビ映画をよくできたホラー映画に変化させた。
あらすじ編集
夫婦が2人の子供と共に悪霊の棲むペンシルベニア州の農家に移り住む。ダーレン・マクギャヴィンはテレビプロデューサーを演じ、サンディ・デニスはその妻である女優を演じる。人気子役のジョニー・ウィティカーが夫妻の長男を演じ、悪霊に取り憑かれ家族とその友人達を苦しめ始める。母親は子供に何か問題があるかもしれないと感じ始めるが、夫とその友人は彼女が気が変になったと考える。結局母親の献身によって息子は悪霊から解放される。
キャスト編集
役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | |
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ソフト版 | テレビ版 | ||
マージョリー・ウォーデン | サンディ・デニス | 弥永和子 | 小谷野美智子 |
ポール・ウォーデン | ダーレン・マクギャヴィン | 小川真司 | 田中信夫 |
スティーヴィー・ウォーデン | ジョニー・ウィティカー | 亀井芳子 | 白川澄子 |
ハリー・リンカーン | ラルフ・ベラミー | 川久保潔 | 宮川洋一 |
アーネスト・リンカーン | ジョン・ルービンスタイン | 藤原啓治 | 納谷六朗 |
ジョン | デヴィッド・ナップ | 田口昂 | |
ベス | ローリー・ハーゲン | 吉田理保子 | |
ガーマン | ジェフ・コーリー | 左奈田恒夫 | |
シラー | ハーブ・アームストロング | 広瀬正志 |
テレビ版吹替製作スタッフ編集
翻訳:矢田尚、調整:田中英行、演出:北口義孝、日本語版製作:千代田プロダクション
撮影場所編集
音楽編集
作中ではチャーリー・マリー・ゴードンによる「アップルバー・キャンディ・ソング」が使用される。ダーレン・マクギャヴィンのプロデューサーが製作したコマーシャルのなかで、ローリー・ハーゲンが歌う。歌は何度か茶化して歌われた。
ビデオリリース編集
フォックスビデオ・ジャパンから『ヘキサゴン』というタイトルで吹替版と字幕版のVHSがリリースされているが、DVD・BDは未発売。
外部リンク編集
- 恐怖の館 - allcinema
- Something Evil - IMDb(英語)