戦車第9連隊(せんしゃだいきゅうれんたい)は、大日本帝国陸軍戦車連隊のひとつ。1944年のサイパン島をめぐる攻防の中、日米のマリアナ諸島に援軍として全部隊が派遣された。

連隊の生き残りの下田四郎によれば、連隊長の五島正大佐は単独の戦車連隊の夜襲は損害大で効果がないと反対したが、上層部の命令どおりに戦車連隊は夜襲と同時に44台の戦車が米軍の十字砲火の中で失われて、連隊は僅か1時間弱で壊滅した。詳しくはサイパン島の戦いを参照。

靖国神社遊就館と静岡若獅子神社に展示されている2台の九七式中戦車(チハ車)は、戦車第九連隊の下田四郎と関係者の努力で帰還した連隊戦車の生き残りであり[1][2]、この2台のみが日本国内で現存する九七式中戦車となっている。

参考文献編集

  • 下田四郎『サイパン戦車戦 戦車第九連隊の玉砕』、光人社〈光人社NF文庫〉、2014年

脚注編集

  1. ^ 遊就館”. 靖国神社. 2019年3月23日閲覧。
  2. ^ 帰還戦車の由来”. 若獅子神社. 2019年3月23日閲覧。