捜査本部(そうさほんぶ)とは、日本において重大事件等が発生したときに、捜査のために警察本部または発生地を所轄する警察署に臨時で設置される組織のこと[1]

捜査本部は、事件の規模によって、殺人など重大事件を扱う「特別捜査本部」、警察本部と所轄警察署が共同で設置する「部長指揮の捜査本部」、所轄警察署のみで組織される「署長指揮の捜査本部」の3種類に分けられる。また、これとは別に、事件が複数の都道府県をまたぐ場合、指揮を一元化する「合同捜査本部」と一元化しない「共同捜査本部」という捜査範囲による分類がある[2]

捜査本部が設置されると、特別捜査本部が警察署であれば署長または該当事件の担当部署の長、都道府県警察本部なら警視庁であれば警視総監が、道府県警察本部なら本部長が捜査本部長に任命される。捜査本部長の下に副本部長、事件主任、広報担当、捜査班運営主任、捜査班班長、捜査班員という編成で運営される。このとき、鑑識活動が重要とされた場合は、副本部長として鑑識課長が任命され、さらに鑑識資料分析官として鑑識課職員が捜査本部員として加わる場合もある[3]

捜査本部が設置され、事件や事故が解決されると捜査本部はすみやかに解散する。一方で、未解決のまま捜査本部を解散する場合もある。その場合は、所轄警察署長または担当課長に引き継がれ、継続して捜査が行なわれることになる[3]

脚注編集

  1. ^ 捜査本部”. コトバンク. 小学館デジタル大辞泉). 2018年10月14日閲覧。
  2. ^ 北芝健『警察のしくみ』(図解雑学シリーズナツメ社(単行本(ソフトカバー)- 2007/12/10)86-88ページより ISBN 4816342257
  3. ^ a b 警察の捜査本部、特別捜査本部の設置 東建コーポレーション・ホームメイトリサーチ

外部リンク編集