捩率(れいりつ)または捩れ率(ねじれりつ)とは、空間内の曲線の、平面曲線からの離れ具合を表す量である。これは平面曲線の曲率の空間版であり、空間内の曲線は曲率と捩率が与えられれば、向きを保つ合同変換を除いて一意に定まる。
R3上の空間曲線を、弧長パラメータsで表示したものをr(s)とする。
捩率 τ {\displaystyle \tau } (s)は
で与えられる。
ここで、b(s) は従法線ベクトル
n(s)は主法線ベクトル
である。
' はsによる微分、 × {\displaystyle \times } は外積を意味する。