救急病棟(きゅうきゅうびょうとう、: Emergency Ward)は、病院内の施設の一種。観察入院全身管理が必要な重症の患者を24時間体制で管理し、より効果的な治療を施すことを目的とする[1]

緊急処置が必要な救急患者は救急処置室に運ばれ、患者の緊急度や重症度に合わせて、心肺蘇生、その他処置が行われる。処置の終わった患者で、入院が必要な場合は救急病棟に移される。救急病棟では、患者の状態をすぐに観察できるようベットサイドに生体情報モニタが設置され、輸液ポンプシリンジポンプ、救急セットなどが用意されている[2]

救急病棟は急性心筋梗塞心不全脳血管障害多発外傷肺炎敗血症意識障害など様々な重症患者を管理する病棟である。救急病棟の位置付けは医療機関によって異なるが、HCUで最重症の患者を対象に全身管理を行っている医療機関の場合、救急病棟は準HCU的な運用がなされている[1]

脚注

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  1. ^ a b HCU/救急病棟、『救急病棟』、大分県済生会日田病院
  2. ^ 有賀徹『ハローキティの早引き/急変・救急看護ハンドブック〈第2版〉』ナツメ社、2012年10月、P.7-12、ISBN 978-4-8163-5306-2

関連項目

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参考文献

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外部リンク

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