斉祇(さいぎ、永観元年(983年) - 永承2年7月29日1047年8月23日))は平安時代中期の僧侶藤原道綱の次男。権少僧都。

概要 編集

父は藤原道綱。母は播磨守藤原季孝の娘。天台僧で、勝算僧正の弟子。修学院に住んだ。永承2年(1047年)7月29日死去、享年65[1] [2]

紫式部日記』には斎祇が寛弘5年(1008年)7月、藤原道長邸の東の対で、腰をかがめ西壇の大威徳明王を礼拝する様子が記されている。また日記にはさいさ阿闍梨とあるが、「さいさ」は「さいぎ」の誤りだと考えられる [3]

参考文献 編集

  • 上村悦子『蜻蛉日記の研究』(明治書院 、1972年)
  • 上村悦子『蜻蛉日記解釈大成 - 第 7 巻』(明治書院、1992年)
  • 角田文衞『紫式部伝 その生涯と『源氏物語』』(法蔵館、2007年)

脚注 編集

  1. ^ 上村 1972, p. 364.
  2. ^ 角田 2007, p. 469.
  3. ^ 上村 1992, p. 355.

外部リンク 編集