旗護山(はたごやま)は、福井県敦賀市美浜町の境界に位置する山である。

旗護山
敦賀市から見た旗護山(赤白鉄塔右のなだらかなピーク)
標高 318.2[1] m
所在地 日本の旗 日本
福井県敦賀市三方郡美浜町
位置
旗護山の位置(日本内)
旗護山
北緯35度38分11.2962秒 東経136度00分21.4018秒 / 北緯35.636471167度 東経136.005944944度 / 35.636471167; 136.005944944座標: 北緯35度38分11.2962秒 東経136度00分21.4018秒 / 北緯35.636471167度 東経136.005944944度 / 35.636471167; 136.005944944
山系 野坂山地
プロジェクト 山
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概要

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旗護山のすぐ南には、旧国名の若狭国越前国の国境の関峠があり、丹後街道(若狭街道)が通っている。現在でも、県道225号(旧国道27号)とJR小浜線が通っており、交通の要衝となっている(現状の国道27号旗護山トンネルで敦賀市と美浜町を結んでいる)。このため、関峠を見下ろす旗護山は、軍事上の重要拠点であった。戦国時代には、若狭攻めに来襲した朝倉氏の軍勢を牽制するため、美浜町佐柿国吉城主であった粟屋勝久が、山頂に旗竿を立てたという、これが旗護山の山名の由来と言われる。

登山

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登山道は、関峠付近からの送電線巡視路を利用する。旗護山の山頂には318.2mの三等三角点(基準点名「沓見」)があるが、眺望は利かない。さらに尾根筋を北へ進むと、標高339m付近には愛宕神社の小さなお堂がある、若狭湾の展望が良い場所である。神社近くの尾根の東側には林道がつけられており、林道をたどって下ると西原地区へ出る。この林道は車の通行が可能であり、さきの神社近くまで上がることもできる。愛宕神社よりさらに北の尾根にも道が続くが、四等三角点(基準点名「縁谷」)のある400.9mのピークに至る途中で道が途切れる。旗護山麓に沿って獣害防止用のフェンスが設置されており、下山や入山時にゲートを閉めるよう注意が必要である。

周辺の山

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脚注

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  1. ^ 基準点成果等閲覧サービス”. 国土地理院. 2016年7月31日閲覧。

参考文献

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