明星叉焼麺
概要
編集1961年7月にテスト販売がされた。紙のカップを丼鉢がわりにしていた[1]。
470CCほどの紙のカップに麺と粉末スープと乾燥具が入っていた。袋麺が30円ほどの時代に50円で販売された[2]。
袋入りの即席麺には麺とスープと具材の入った小袋が入っていた。このスープと具材の小袋を開ける手間を省く目的で開発された[3]。
紙のカップの製作はアイスクリームの容器のメーカーに受注していたため、アイスクリームのカップとほぼ同じ形状でふたには耳がついていた[3]。
テスト販売の段階で容器の耐油性問題があることが発覚。特許も実用新案権も取れなかった[2]。
いだてん〜東京オリムピック噺〜の第38話では、1961年に大会組織委員会の執務室でカップラーメンを食する場面があった。カップヌードル発売は1971年であるため、杉村喜光はこれは明星叉焼麺であると指摘した[3]。
脚注
編集- ^ “明星70周年社史”. 明星食品. 2023年12月14日閲覧。
- ^ a b 平野健児 (2016年6月27日). “幻の明星のカップ麺――「カップヌードル」より10年早く試験販売された商品が世に出なかった理由とは? « ハーバー・ビジネス・オンライン”. hbol.jp. 2023年12月14日閲覧。
- ^ a b c “「いだてん」東京オリンピック返上、そして戦争へ…五りんの父親がついにあきらかに38話”. ニコニコニュース. 2023年12月14日閲覧。