木村 翔太(きむら しょうた、1993年 - )は日本の美術家彫刻絵画を中心に手掛ける。

木村 翔太
芸術分野 彫刻、絵画
出身校 広島市立大学
代表作
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経歴 編集

広島県生まれ。2017年広島市立大学芸術学部彫刻専攻卒業、2019年に同大学院芸術学研究科造形芸術専攻彫刻研究を修了した。

作風 編集

 
ギャラリーG(広島市中区)で開催された個展での展示風景

彫刻 編集

木彫を中心とした彫刻を制作している。主にを素材とし、近作はが主要なモチーフとなっている[1]。縄はロープとして実用的な面もあるが、木村は縄文土器の模様やしめ縄に用いられるような伝統的、文化的な側面に注目している[2]。縄目を彫刻にすることで、悠久の時の流れや神聖さを醸し出し、うねりや躍動感を表現している。

絵画 編集

彫刻のかたわら手掛ける絵画作品では、電線が複雑に交錯する電柱を好んで描いている。電柱をモチーフとするのは、「デザイン性を排した合理的な姿が、かえって美しい[3]」からだという。アクリル絵の具をベースに墨で輪郭を描いている。また、店舗の壁画も手掛けている。

主要展示歴・作品 編集

展示 編集

常設彫刻作品 編集

 
直島本村ギャラリー(香川県香川郡直島町)で常設展示されている木彫「漣(さざなみ)」

漣(2020) 編集

船の竜骨(キール)を縄で巻いた様子を模した木彫作品。直島本村ギャラリー香川県香川郡直島町)(かつて船大工の家だった[5])に常設展示。

壁画 編集

受賞歴 編集

  • 第32回東広島市美術展奨励賞(2020)
  • 第7回新県美展奨励賞(2019)
  • 広島二科新人賞(2015)

脚注 編集

外部リンク 編集