東行庵(とうぎょうあん)は、山口県下関市にある曹洞宗寺院功山寺の末寺である。山号は清水山。山陽花の寺二十四か寺第八番札所。

東行庵

東行庵
所在地 山口県下関市吉田1184
位置 北緯34度5分8.31秒 東経131度4分16.17秒 / 北緯34.0856417度 東経131.0711583度 / 34.0856417; 131.0711583 (東行庵)座標: 北緯34度5分8.31秒 東経131度4分16.17秒 / 北緯34.0856417度 東経131.0711583度 / 34.0856417; 131.0711583 (東行庵)
山号 清水山
宗旨 禅宗
宗派 曹洞宗
本尊 白衣観音
創建年 1869年(明治2年)
開基 山縣有朋谷梅処
正式名 清水山東行庵
別称(無隣庵)
札所等 山陽花の寺8番
文化財 高杉晋作墓
公式サイト 史跡・高杉晋作墓所 花の寺 東行庵
法人番号 2250005003574 ウィキデータを編集
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高杉晋作の墓 (敷地内)

歴史 編集

東行庵の地は清水山といい、幕末の頃奇兵隊軍監山縣有朋(当時は狂介)は麓に草庵を建て「無鄰菴」と名付けていた。ちなみに後に山縣が京都に建てた別宅を無鄰菴というのは、この下関の無鄰菴にちなんで名付けられたものである。

慶応3年4月(1867年)に死去した高杉晋作の遺骸は、遺言により奇兵隊の本拠に近いこの地に葬られた。晋作に仕えていた愛人おうの(谷梅処)が出家し、山縣は1869年(明治2年)に無鄰菴をおうのに贈った。「東行」は晋作の号であり、おうのは1909年(明治42年)に亡くなるまで晋作をこの地で弔ったという。

東行(晋作)の没後100年を前に1966年(昭和41年)に大修理が行われ、同年、東行を顕彰する東行記念館が境内に建てられた。同館は2010年(平成22年)、下関市立東行記念館として再開館した。御朱印については東行記念館の受付で対応する。

前後の札所 編集

山陽花の寺二十四か寺
7 宗隣寺 -- 8 東行庵 -- 9 功山寺

関連項目 編集

脚注 編集


外部リンク 編集