東部軍管区ロシア語: Восточный военный округ英語: Eastern Military District)はロシアの東部を管轄する軍管区。東シベリア地方と極東に駐屯している部隊を統合している。司令部はハバロフスクにある。

東部軍管区
Восточный военный округ
Eastern Military District
東部軍管区のエンブレム
創設 2010年平成22年)10月21日
所属政体 ロシアの旗 ロシア
所属組織 ロシア連邦軍
部隊編制単位 軍管区
所在地 Ulitsa Serysheva 15、ハバロフスク
編成地 ハバロフスク
愛称 ВВО
上級単位 ロシア連邦軍
担当地域 東シベリア地方とロシア極東
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東部軍管区は、2008年から2010年の軍事改革中に、極東軍管区(FEVO)全体と、シベリア軍管区の南東の一部に基づいて形成された。また、太平洋艦隊第11航空・防空軍も含まれる。

東部軍管区は現在の極東連邦管区と一致するロシア連邦ブリヤート共和国、サハ(ヤクート)共和国、ザバイカル、カムチャッカ、ハバロフスク、沿海地方、アムール、マガダン、サハリン州、ユダヤ自治州、チュクチ自治管区を管轄しており、面積は約700万km²である。

沿革 編集

1918年7月31日に、極東軍管区は設立された。

2010年10月21日、東部軍管区に改編された。

2018年2月22日ロシア連邦の国家防衛管理センターと東部軍管区は名誉、勇気と軍事栄光のシンボルとしてバナーを受賞した[1]

2018年9月11から17日に、1981年以来最大の演習であるボストーク2018ロシア語版が自治管区の領土で行われた。[2]

2022年1月末までに、ウクライナをめぐる危機の新たな再燃を背景に、東部軍管区の本部がベラルーシに配備された。 第5軍、第29軍、第35軍、第36軍、第68軍団、太平洋艦隊の第155海軍歩兵旅団から抽出された戦闘部隊もベラルーシに配備されたと報告された[3]。これらの部隊は2月26日に国境を越えてウクライナへ侵攻を開始したが、キエフの早期占領に至らなかった上、第29合同軍のアンドレイ・コレスニコフ少将の戦死など苦戦が報道された[4]

2022年9月に、ボストーク2022ロシア語版が自治管区の領土で行われた。[5][6][7]

編制 編集

 
  東部軍管区の領域
 
ハバロフスクの名誉衛兵。
 
2013年地区本部

陸軍 編集

海軍 編集

航空宇宙軍 編集

歴代司令官 編集

 
Col Gen. Gennady Zhidko (2019)

出典 編集

参考文献 編集

  • Galeotti, Mark (2017). The Modern Russian Army 1992–2016. Elite 217. Oxford: Osprey. ISBN 978-1-47281-908-6  - page 31 has a district order of battle

関連項目 編集

外部リンク 編集

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