大聖院 (四日市市)

三重県四日市市にある寺院
松井寺から転送)

大聖院(だいしょういん)は、三重県四日市市にある真言宗醍醐派の仏教寺院。山号は無動山(むどうさん)。松井寺(まついでら)の寺号を有する。本尊は不動明王

大聖院

阿弥陀堂
所在地 三重県四日市市日永2丁目-11-7
位置 北緯34度57分16秒 東経136度36分17秒 / 北緯34.95444度 東経136.60472度 / 34.95444; 136.60472座標: 北緯34度57分16秒 東経136度36分17秒 / 北緯34.95444度 東経136.60472度 / 34.95444; 136.60472
山号 無動山
院号 大聖院
宗派 真言宗醍醐派
本尊 不動明王
創建年 天平10年(738年
開基 行基菩薩
中興年 元禄3年(1690年
中興 海養法印
正式名 無動山松井寺大聖院
別称 日永の不動さん
札所等 三重四国八十八箇所 9番札所 東海三十六不動尊 29番札所 伊勢七福神 福禄寿
文化財 不動明王立像(国の重要文化財)
絹本著色釈迦三尊十六善神像(県指定有形文化財(絵画))
法人番号 7190005009128 ウィキデータを編集
大聖院の位置(三重県内)
大聖院
大聖院
大聖院 (三重県)
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歴史

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寺伝によれば、天平10年(738年)、行基の開山に係る古刹とされ、当初は西方の愛宕山に位置し、塔頭17院を有する大寺であったと言われる。

天正年間(1573年 - 1592年)、織田信長配下の軍勢に攻められ、諸堂宇は焼失した。時の住職蓮華法印は、本尊の不動明王立像を背負って持ち出し、難を逃れた。

元禄3年(1690年)、中興第4世大僧都、海養法印は寺院を現在地に移し、寺名を大聖院松井寺と改めた。

本尊の不動明王立像は、平安後期の作で、国の重要文化財に指定されている。この尊像は平安時代の武将、源頼義が陣中にて不動明王を感得し、京の仏師定朝に刻ませ、生涯念持仏として信奉したと伝えられ、その後幾度かの変遷を経て、当山の本尊となった。秘仏のため、現在は一切御開帳されない。

文化財

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  • 木造不動明王立像(国の重要文化財) 秘仏 非公開
  • 絹本著色釈迦三尊十六善神像(県指定有形文化財(絵画))秘仏 非公開

所在地

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  • 三重県四日市市日永2丁目-11-7

年中行事

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  • 1月1日 修正会
  • 1月28日 初不動会(現在、本尊開扉しない)
  • 7月28日 不動盆会(現在、本尊開扉しない)
  • 毎月28日 不動尊御縁日、護摩供養

周辺

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  • 中央緑地公園
  • 両聖寺(市指定無形民俗文化財 つんつくおどり)

アクセス

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参考文献

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  • 滝本昭二『三重四国八十八ヵ所霊場』三重四国八十八ヵ所霊場会、24 - 25頁。

関連項目

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