国道1号

日本の東京都から大阪府に至る一般国道

国道1号(こくどう1ごう)は、東京都中央区から大阪府大阪市北区へ至る一般国道である。ルートは旧東海道をほぼ踏襲した現代の東海道となっている。

一般国道

国道1号標識

国道1号
地図
Japan National Route 1 Map.png
総延長 777.9 km
実延長 777.9 km(全国2位)
現道 638.4 km
制定年 1952年指定(原型は1885年
起点 東京都中央区日本橋地図
主な
経由都市
神奈川県川崎市横浜市小田原市
静岡県静岡市浜松市
愛知県豊橋市名古屋市
三重県四日市市滋賀県大津市
京都府京都市
終点 大阪市北区
梅田新道交差点地図
接続する
主な道路
記法
Japanese National Route Sign 0004.svg国道4号
Japanese National Route Sign 0020.svg国道20号
Japanese National Route Sign 0016.svg国道16号
Japanese National Route Sign 0052.svg国道52号
Japanese National Route Sign 0019.svg国道19号
Japanese National Route Sign 0025.svg国道25号
Japanese National Route Sign 0008.svg国道8号
Japanese National Route Sign 0024.svg国道24号
Japanese National Route Sign 0009.svg国道9号
Japanese National Route Sign 0002.svg国道2号
テンプレート(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路
起点 日本橋
日本橋中央の日本国道路元標
終点 梅田新道。手前が国道1号、交差点より先が国道2号
終点にある大阪市道路元標

目次

路線データ編集

  • 起点:東京都中央区日本橋
  • 終点:大阪府大阪市北区梅田新道交差点
  • 主な経過地(政令指定都市中核市施行時特例市
    神奈川県川崎市横浜市藤沢市茅ヶ崎市平塚市小田原市
    静岡県沼津市富士市静岡市浜松市湖西市
    愛知県豊橋市岡崎市名古屋市
    三重県四日市市
    滋賀県大津市
    京都府京都市
    大阪府枚方市寝屋川市
  • 総延長 : 777.9 km(東京都 18.3 km、神奈川県 109.8 km、横浜市 47.7 km、川崎市 3.1 km、静岡県 137.7 km、静岡市 64.4 km、浜松市 30.3 km、愛知県 72.5 km、名古屋市 20.8 km、三重県 63.3 km、滋賀県 81.6 km、京都府 42.7 km、京都市 21.5 km、大阪府 56.4 km、大阪市 7.8 km)[1][注釈 1]
  • 重用延長 : なし[1][注釈 1]
  • 未供用延長 : なし[1][注釈 1]
  • 実延長 : 777.9 km(東京都 18.3 km、神奈川県 109.8 km、横浜市 47.7 km、川崎市 3.1 km、静岡県 137.7 km、静岡市 64.4 km、浜松市 30.3 km、愛知県 72.5 km、名古屋市 20.8 km、三重県 63.3 km、滋賀県 81.6 km、京都府 42.7 km、京都市 21.5 km、大阪府 56.4 km、大阪市 7.8 km)[1][注釈 1]
    • 現道 : 638.4 km(東京都 18.3 km、神奈川県 97.6 km、横浜市 29.5 km、川崎市 3.1 km、静岡県 114.6 km、静岡市 41.0 km、浜松市 23.6 km、愛知県 72.5 km、名古屋市 20.8 km、三重県 55.7 km、滋賀県 64.9 km、京都府 30.7 km、京都市 19.5 km、大阪府 38.8 km、大阪市 7.8 km)[1][注釈 1]
    • 旧道 : 55.3 km(東京都 - km、神奈川県 0.4 km、横浜市 18.2 km、川崎市 - km、静岡県 6.5 km、静岡市 23.4 km、浜松市 6.7 km、愛知県 - km、名古屋市 - km、三重県 - km、滋賀県 - km、京都府 - km、京都市 - km、大阪府 - km、大阪市 - km)[1][注釈 1]
    • 新道 : 84.3 km(東京都 - km、神奈川県 11.7 km、横浜市 - km、川崎市 - km、静岡県 16.6 km、静岡市 - km、浜松市 - km、愛知県 - km、名古屋市 - km、三重県 7.6 km、滋賀県 16.7 km、京都府 12.0 km、京都市 2.0 km、大阪府 17.6 km、大阪市 - km)[1][注釈 1]
  • 指定区間:以下の区間を除く全線

ここでは分かりやすくするため、政令と異なる記載をしている。政令は、「一般国道の指定区間を指定する政令」を参照のこと。

歴史編集

国道1号の起源は、江戸時代五街道に数えられた東海道の「東京(江戸) - 京都」および、京街道の「京都 - 大阪(大坂)」で、現在でもほぼその経路を踏襲している。起点を日本橋としている点も旧東海道と同じである[3]。ただし東京 - 横浜、静岡県内、京都市内等においてはその当時とは大きく異なっている。

箱根付近で、旧東海道を逸れて箱根七湯[注釈 2]を巡るルートとなった経緯は、明治時代福沢諭吉の判断によるといわれており、福沢は外貨獲得のため外国人を集める観光資源が必要だと考えて、明治維新後に樹立した明治新政府に対し、湯治場として人気があった箱根温泉を巡る交通の便の良い道路にするように進言したところから箱根ルート選定の由来となっている[4]。箱根七湯を経由する経路は、1887年(明治20年)に塔之沢 - 宮ノ下間に、2年後の1889年(明治22年)に宮城野まで人力車が通れる有料道路が開通し、国道を整備する際にそのまま国道1号に指定されている[5]

年表編集

  • 1876年明治9年)
    太政官達第60号(道路ノ等級ヲ廢シ國道縣道里道ヲ定ム)」にて國道、縣道、里道が指定される。(道路を國道・縣道・里道のそれぞれ1等-3等に分類する等級制で、現在の番号による分け方では無い)。
    その後、国道の等級は、1885年1月6日の「太政官布達第1号(國道ノ等級ヲ廢シ其幅員ヲ定ム)」により廃止。
  • 1885年(明治18年)2月24日
    内務省告示第6号(國道表)」にて、國道路線が番号を付与、指定される。
    「國道1號(東京ヨリ横濱ニ達スル路線)」、「國道2號(同(東京ヨリ)大坂港ニ達スル路線)」他、44路線が指定される(当初の國道1號は現在の国道15号に相当する区間とそこから横濱駅(現桜木町駅)を経由し、現在の国道133号を経て横浜港に至る路線である)。
    現在の国道1号に相当するルートは、当時の國道2號である。
  • 1920年大正9年)4月1日
    道路法に基づく「路線認定」が施行される。国道番号の順は、1番目が東京から神宮に達する路線、2番目が東京から各府県庁所在地に達する路線の順とされる。(現在の国道1号に相当するルートは、「國道1號(東京市ヨリ神宮ニ達スル路線)」、「國道2號(東京市ヨリ鹿兒島縣廳所在地ニ達スル路線(甲))」となる)。
  • 1934年昭和9年)5月1日
    國道1號との重複区間である、「國道36號(東京市ヨリ横濱港ニ達スル路線)」(日本橋-横浜港)の日本橋-神奈川間の経過地を変更する形で、国道初のバイパスとなる新京濱國道の建設を決定する。
  • 1936年(昭和11年)
    新京濱國道の建設を着工。
  • 1952年(昭和27年)12月4日
    新道路法に基づく「路線指定」で、東京都中央区-大阪府大阪市北区間の「一級国道1号」として指定される。
  • 1965年(昭和40年)4月1日
    道路法改正によって一級・二級の別がなくなり「一般国道1号」となる。

路線状況編集

通称編集

バイパス編集

国道1号のバイパス道路とされる区間は30カ所以上あり、ほとんどは旧道が移管されて現道化されたバイパス道路が多い。移管されずに国道1号に路線指定され続けているバイパスは、神奈川県が最多で7区間ある[6]

重複区間編集

  • 国道15号:東京都中央区(日本橋) - 東京都中央区(日本橋交差点)
  • 国道20号:東京都中央区(日本橋) - 東京都千代田区(桜田門交差点)
  • 国道16号:神奈川県横浜市西区桜木町(高島町交差点) - 神奈川県横浜市西区浜松町(浜松町交差点)
  • 国道138号:神奈川県小田原市(市民会館前交差点) - 神奈川県足柄下郡箱根町(宮の下交差点)
  • 国道42号:静岡県浜松市西区(篠原交差点) - 静岡県湖西市(大倉戸IC)
  • 国道151号:愛知県豊橋市(西八町交差点) - 愛知県豊川市(宮下交差点)
  • 国道473号:愛知県岡崎市本宿町(新箱根入口交差点) - 愛知県岡崎市本宿西(本宿町沢渡交差点)
  • 国道477号:三重県四日市市北町(四日市橋南詰交差点) - 三重県四日市市中部(中部交差点)
  • 国道25号:三重県四日市市(大治田IC) - 三重県亀山市(東海道関宿西交差点[7]
  • 国道8号:滋賀県栗東市(栗東第2IC) - 京都府京都市下京区(烏丸五条交差点)
  • 国道9号:京都府京都市下京区烏丸五条(烏丸五条交差点) - 京都府京都市下京区堀川五条(堀川五条交差点)
  • 国道170号:大阪府枚方市走谷(走谷2丁目交差点) - 大阪府枚方市北中振(出口交差点)
  • 国道163号:大阪府大阪市旭区(関目五丁目交差点) - 大阪府大阪市北区(梅田新道交差点)

道の駅編集

地理編集

国道1号は、日本一多くの都道府県をつなぐ国道の一つで、東京都 - 神奈川県 - 静岡県 - 愛知県 - 三重県 - 滋賀県 - 京都府 - 大阪府の8都府県を通過する[8]。また、東京都特別区を除いて、通過する政令指定都市の数も日本一多く、東京から順に川崎市、横浜市、静岡市、浜松市、名古屋市、京都市、大阪市の7市を通過する[8]

通過する自治体編集

交差する道路編集

主な峠編集

ギャラリー編集

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ a b c d e f g 2015年4月1日現在
  2. ^ 箱根湯元、塔之沢、堂ヶ島、底倉、木賀、芦之湯の7つの温泉。

出典編集

  1. ^ a b c d e f g 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況 (PDF)”. 道路統計年報2016. 国土交通省道路局. p. 1. 2017年4月1日閲覧。
  2. ^ 国道1号小田原箱根道路に並行する現道区間、国道246号山北バイパスに並行する現道区間を移管 ~国管理から県管理へ~(国土交通省関東地方整備局横浜国道事務所、2017年3月27日、2017年4月1日閲覧)
  3. ^ ロム・インターナショナル(編) 2005, p. 50.
  4. ^ ロム・インターナショナル(編) 2005, p. 51.
  5. ^ ロム・インターナショナル(編) 2005, p. 52.
  6. ^ 浅井建爾 2015, p. 93.
  7. ^ a b 三重県内“初”「関宿」へのアクセスがわかりやすい交差点名称へ (PDF)”. 国土交通省中部地方整備局三重河川国道事務所 (2017年2月23日). 2017年3月2日閲覧。
  8. ^ a b 佐藤健太郎 2014, p. 152、「最も多くの県・県境を通過する国道」より。

参考文献編集

関連文献編集

関連項目編集

外部リンク編集