林 謙一(はやし けんいち、1906年11月6日 - 1980年11月1日[1])は、日本の随筆家。

経歴

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東京生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒。東京日日新聞記者を経て、内閣情報部事務嘱託として『写真週報』の創刊等に携わる[2]。のち情報局情報官、海軍司政官。敗戦後は日本交通公社全日本観光連盟業務部長、退職後随筆家。

1962年、『婦人画報』に連載した母の生涯を描いた随筆を原作としてNHKで放送された単発ドラマ『おはなはん一代記』(森光子主演)が芸術祭奨励賞を受賞。1966年、これを連続ドラマ化した『おはなはん』(小野田勇脚本)が、NHKの朝の連続テレビ小説として放送される。全国日曜画家連盟同人幹事。

息子に脚本家の林秀彦[3]。 孫に作曲家の林魏堂と脚本家の岩崎リズがいる。

著書

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  • 『野尻湖 報道写真集』フオトタイムス社、1940
  • 『日曜画家』池田書店 1960
  • 『日曜カメラマン』池田書店 1962
  • おはなはん』文芸春秋 1966
  • 『サンドイッチ親爺』佑啓社 1968
  • 『日曜画家ハンドブック』池田書店・実用新書 1969
  • 『2Bの鉛筆』文芸春秋 1974
  • 『油絵のすすめ 初めての絵筆から個展まで』講談社 1977 のち創英社
  • 『ヨーロッパスケッチ旅行』講談社 1979

翻訳

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  • チャーチル『描く楽しさ』美術出版社 1951
  • ハンス・バウアー『スイスのすべて』スイス国立観光局 1963

参考文献

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  • 『油絵のすすめ』著者紹介
  • 白山眞理; 栗村恵美 編『情報官・林謙一が見た昭和16年富士山観測所』JCIIフォトサロン、2015年。 

脚注

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  1. ^ 「現代物故者事典1980〜1982」
  2. ^ 白山眞理 & 栗山恵美 2015, p. 3
  3. ^ 日本著作権協議会「著作権台帳 文化人名録」16・04 宣伝広告・PR