桜三里
桜三里(さくらさんり)は、愛媛県東温市(旧温泉郡川内町)から西条市(旧周桑郡丹原町)に至る金毘羅街道(讃岐街道)の峠道の通称である。
![国道11号標識](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/4b/Japanese_National_Route_Sign_0011.svg/60px-Japanese_National_Route_Sign_0011.svg.png)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/ee/%E6%84%9B%E5%AA%9B%E7%9C%8C%E8%A5%BF%E6%9D%A1%E5%B8%82%E4%BB%98%E8%BF%91.jpg/220px-%E6%84%9B%E5%AA%9B%E7%9C%8C%E8%A5%BF%E6%9D%A1%E5%B8%82%E4%BB%98%E8%BF%91.jpg)
名前の由来は、およそ700年以上前に源氏に追われた平家の残党、樫原源太季秋が辿りついた後、隠れ住み、平家の再興を願って毎年のように桜を植えていった説と、江戸時代、当時の松山藩士、矢野五郎右衛門源太が、吉野山のような名所にしようと囚人を使い、街道の三里(メートル法に換算すると約12キロ)の間に桜の木を植えさせたという説がある。
その後、千原鉱山の煙害、国道11号の整備や自動車の排気ガスの影響等による立ち枯れにより、桜の木は年々減少傾向にあったが、地元住人の保存活動により、春先には満開の桜が国道11号沿いを中心に咲くようになった。
1994年に開通した松山自動車道は桜三里の北方を越えており、「新桜三里」という名称で呼ばれている。新桜三里には桜三里パーキングエリアが開設されている。