桜井久美(さくらい くみ)は、日本衣装作家

ステージ衣装の専門会社「アトリエヒノデ」代表。人に夢を売る仕事としてパリロンドン、日本等で舞台衣装を製作している。早稲田大学文化女子大学武蔵野美術大学城西国際大学非常勤講師。

来歴

編集

武蔵野美術大学卒業。渡仏してパリ・オペラ座の衣裳部へ入り、イギリスを中心に、オペラ、バレエなどロンドンの衣裳プロジェクトチームとして活躍。約3年間ヨーロッパ各地の劇場をまわる。

1985年に舞台衣装・ステージ衣装などのイベントコスチューム、テーマパーク衣装、オーダードレス、からかぶりもの、舞台小道具などのデザインと製作の専門会社、有限会社「アトリエ・HINODE」を設立。のちに株式会社へ改組。最近ではライフワークとして、舞台衣装を美術品として保存するアーカイブ組織づくりを目指している。

主な活動

編集

芝居、ミュージカル、オペラ、歌舞伎、能、バレエ衣装など。

  • スーパー歌舞伎(市川猿之助演出)
  • 小林幸子紅白歌合戦衣裳、
  • 長野オリンピックセレモニー衣裳、
  • パリ・オペラ座『白鳥の湖』(パトリック・デュポン演出)、
  • リヨン・オペラ座 『トゥランドット』(勅使河原宏演出)、
  • ミュンヘン・オペラ座『ラ・バヤデルカ』(パトリス・バー振付)、『影のない女』(市川猿之助演出)、

展覧会

編集
  • 『桜井久美衣裳展-女と影-』2007年 早稲田大学演劇博物館
  • 『華麗な革命-ロココと新古典の衣装展』
  • 『パピエ・ア・ラ・モード展』

著書

編集
  • 『キッズの手作りコスチューム』誠文堂新光社 2010年10月発行
  • 『手作りバレエコスチューム』誠文堂新光社 2011年11月発行

外部リンク

編集