梅水晶(うめすいしょう)は、日本珍味の一種。細切りにしたサメ軟骨梅肉を和えた料理で[1][2]日本酒焼酎として人気があり、居酒屋では大葉キュウリなどと共に小鉢に盛られて一品料理として提供される他、細巻きのネタとして寿司にも用いられる[2]

新時代金山2号店で提供された梅水晶(2022年3月5日)

サメの漁獲量では日本1位の宮城県気仙沼市が発祥地であるが[2]、1990年ごろにサブ水産大阪市)がトビコを加えるなどした製品を開発し、「元祖 梅水晶」の商品名で販売したのが始まりだとされる[1][2]。透明なサメの軟骨が水晶に似ていることや、そこに梅肉を和えて薄いピンク色に染まった様子から名づけられたと言われる[2]

2019年放送の『タモリ倶楽部』の調べでは、20代の認知度は74.1%、40代以上では33.3%と若者への認知度が顕著に高い[1]

東日本大震災の影響でサメの漁獲量が激減したため、原料不足から希少性が高まった時期もある[2]。これに伴い、サメの軟骨だけでなく、食感の似るのヤゲン軟骨(ささみ肉の部位にある剣状突起の軟骨)を用いることもある[2]

出典

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  1. ^ a b c 「大人の社交場 居酒屋のトリビア」『週刊実話』12月23日号、日本ジャーナル出版、29頁。 
  2. ^ a b c d e f g 珍味「梅水晶」の正体は?購入場所から自宅で作れる簡単レシピまで”. macaro-ni (2022年10月26日). 2023年4月28日閲覧。

関連項目

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