梨ノ木峠(なしのきとうげ)は、徳島県神山町阿川と吉野川市鴨島町森藤の境にある徳島県道31号鴨島神山線。標高約416m。別名は梨ノ峠

梨ノ木峠
所在地 日本の旗 日本
徳島県神山町吉野川市
標高 416 m
山系 四国山地
通過路 徳島県道31号鴨島神山線
プロジェクト 地形
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徳島県道31号標識

地理 編集

名西郡神山町阿川広石と吉野川市鴨島町森藤六防との境にある峠。峠道は、昭和46年に、陸上自衛隊善通寺第109施設大隊と高知第325地区施設隊とが担当して、自動車の通行ができる道として開削された。峠の記念碑には「展けゆく 梨ノ峠や 隊員の汗」と刻まれている。名西郡の山間部である神山町から徳島平野へ出る4つの自動車道のひとつで、現在は徳島県道31号鴨島神山線となっている[1]

峠から神山町へ下った広石地区は、鮎喰川の支流である広石谷川の谷頭になり、西方の吉野川市山川町にあった高越鉱山に連なる鉱山床として、明治末期まで盛んに採掘されていた[1]

脚注 編集

  1. ^ a b 角川日本地名大辞典 36 徳島県』(1986年 ISBN 4040013603