角川日本地名大辞典
『角川日本地名大辞典』(かどかわにほんちめいだいじてん)は、角川書店の出版による日本の地名辞典。
竹内理三(「角川日本地名大辞典」編纂委員会委員長)は本書を制作する目的として「民族遺産としての地名を将来に伝えること」、現代の地名を収録したことについては「現代の社会生活上の必要を満たし、地域の現状を歴史として後世に伝えること」としている[1]。1991年に毎日出版文化賞特別賞を受賞している[2]。
書籍版
編集日本に47ある各都道府県ごとに1巻ずつ(北海道および京都府のみ上下巻)用意し、さらに別巻2巻を加えた全51巻。出版年は1978年から1990年で[3]、値段は1巻あたり1万5000円から2万円程度(各巻異なる)。
- 北海道
- 上巻 1987年 ISBN 4040010116
- 下巻 1987年 ISBN 4040010124
- 青森県 1985年 ISBN 4040010205
- 岩手県 1985年 ISBN 4040010302
- 宮城県 1979年 ISBN 404001040X
- 秋田県 1980年 ISBN 4040010507
- 山形県 1981年 ISBN 4040010604
- 福島県 1981年 ISBN 4040010701
- 茨城県 1983年 ISBN 4040010809
- 栃木県 1984年 ISBN 4040010906
- 群馬県 1988年 ISBN 4040011007
- 埼玉県 1980年 ISBN 4040011104
- 千葉県 1984年 ISBN 4040011201
- 東京都 1978年 ISBN 4040011309
- 神奈川県 1984年 ISBN 4040011406
- 新潟県 1989年 ISBN 4040011503
- 富山県 1979年 ISBN 4040011600
- 石川県 1981年 ISBN 4040011708
- 福井県 1989年 ISBN 4040011805
- 山梨県 1984年 ISBN 4040011902
- 長野県 1990年 ISBN 4040012003
- 岐阜県 1980年 ISBN 4040012100
- 静岡県 1982年 ISBN 4040012208
- 愛知県 1989年 ISBN 4040012305
- 三重県 1983年 ISBN 4040012402
- 滋賀県 1979年 ISBN 404001250X
- 京都府
- 上巻 1982年 ISBN 4040012615
- 下巻 1982年 ISBN 4040012623
- 大阪府 1983年 ISBN 4040012704
- 兵庫県 1988年 ISBN 4040012801
- 奈良県 1990年 ISBN 4040012909
- 和歌山県 1985年 ISBN 404001300X
- 鳥取県 1982年 ISBN 4040013107
- 島根県 1979年 ISBN 4040013204
- 岡山県 1989年 ISBN 4040013301
- 広島県 1987年 ISBN 4040013409
- 山口県 1988年 ISBN 4040013506
- 徳島県 1986年 ISBN 4040013603
- 香川県 1985年 ISBN 4040013700
- 愛媛県 1981年 ISBN 4040013808
- 高知県 1986年 ISBN 4040013905
- 福岡県 1988年 ISBN 4040014006
- 佐賀県 1982年 ISBN 4040014103
- 長崎県 1987年 ISBN 4040014200
- 熊本県 1987年 ISBN 4040014308
- 大分県 1980年 ISBN 4040014405
- 宮崎県 1986年 ISBN 4040014502
- 鹿児島県 1983年 ISBN 404001460X
- 沖縄県 1986年 ISBN 4040014707
- 別巻1 日本地名資料集成 1990年 ISBN 4040014804
- 別巻2 日本地名総覧 1990年 ISBN 4040014901
CD-ROM / DVD-ROM版
編集『角川日本地名大辞典 CD-ROM版』
編集『角川日本地名大辞典』のうち各巻の地名編をCD-ROMに収録したもので、総項目数は約24万5千[4]。2002年発売で、価格は294,000円(5%税込)[5]。Windowsが動作するパーソナルコンピュータで閲覧することができる。ISBN 4049081075
システム用件は以下の通り[4]。
- OS - Microsoft Windows 95(SP1以上) / 98 / NT 4.0(SP6以上) / 2000(日本語版) / Me / XP
- CPU - Pentium 以上
- メモリ - 128MB以上
- ディスプレイ - 800×600ドット、256色以上
- CD-ROMドライブ - 8倍速以上
- ハードディスクドライブ - 最低900MB以上の空き容量
『新版 角川日本地名大辞典 DVD-ROM版』
編集2011年10月には平成の大合併に対応したDVD-ROM版が発売された[3]。項目数は約25万で、価格は本体280,000円+税、対応OSはMicrosoft Windows XP(Service Pack 3) / Windows Vista / Windows 7 32・64ビット両対応となっている[6]。ISBN 9784046219947
オンライン版
編集JLogos
編集株式会社エアが運営する携帯電話向け辞書サイト「JLogos」に移植したもの。月額315円で『角川日本地名大辞典』を含む多くの辞書が閲覧できる。2009年4月30日より公開[7]。
Japan Knowledge
編集株式会社ネットアドバンスが運営するオンライン辞書サイト「ジャパンナレッジ」で、『新版 角川日本地名大辞典 DVD-ROM版』を元にしたものが2018年4月1日から公開されている[3]。ただし法人契約であるジャパンナレッジ Libの追加コンテンツとして提供されている為、利用には別途契約が必要であり個人契約で利用する事は出来ない。
脚注
編集- ^ 本書冒頭「編纂のことば」
- ^ “毎日出版文化賞受賞作・候補作一覧1-75回”. 文学賞の世界. 2022年9月21日閲覧。
- ^ a b c “角川日本地名大辞典”. ジャパンナレッジ. NetAdvance Inc.. 2022年9月21日閲覧。
- ^ a b “角川日本地名大辞典 CD-ROM版”. 角川学芸出版. 2011年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年12月2日閲覧。
- ^ “「角川日本地名大辞典 CD-ROM版 歴史地名篇」 角川日本地名大辞典編纂委員会[一般書(その他)]”. KADOKAWA. 2022年9月21日閲覧。
- ^ “「新版 角川日本地名大辞典 DVD‐ROM」 角川日本地名大辞典編纂委員会[一般書(その他)]”. KADOKAWA. 2022年9月21日閲覧。
- ^ “地名辞典の最高峰『角川地名大辞典』追加”. 株式会社エア (2009年4月30日). 2009年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年5月16日閲覧。