森村修
森村 修(もりむら おさむ、1961年7月21日 - )は、日本の哲学者、思想家。文学博士(哲学)。法政大学国際文化学部教授。群馬県生まれ。専門はフッサール現象学、フランス現代思想、応用倫理学、近代日本哲学、芸術哲学。
人物情報 | |
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生誕 |
1961年7月21日(63歳) 日本・群馬県 |
出身校 | 法政大学文学部 |
学問 | |
研究分野 |
フッサール現象学 フランス現代思想 応用倫理学 |
研究機関 | 法政大学国際文化学部 |
学位 | 文学博士(東北大学) |
略歴
編集1985年に法政大学文学部哲学科を卒業。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。
その後、白鵬女子短期大学非常勤講師、九州歯科大学専任講師、法政大学第一教養部専任講師、法政大学第一教養部助教授などを経て、1999年に法政大学国際文化学部助教授。2002年には同学部教授に就任。
主な著書
編集- 「ケアの形而上学」大修館書店 ISBN 9784469268959 (2020年6月)
- 「生と死の現在」ナカニシヤ出版 ISBN 4888486905(共著、2002年5月)
- 「ケアの倫理」大修館書店 ISBN 4469264415(2000年4月)
- 「近世ドイツ哲学論考 ―カントとヘーゲル―」法政大学出版局(1993年4月)
主な論文
編集- 「文化情報の政治学に向けて」
- 法政大学国際文化学部編 『異文化』第2号 109~177頁 (共著者:高祖岩三郎、2001年4月)
- 「ケアする人をケアするために」
- 財団法人たんぽぽの家 「ケアする人のケア研究集会」 (2000年9月)
- 「崇高の美学―ポスト・モダン芸術の哲学」
- 東北哲学会年報 16号 29~45頁 (2000年5月)
- 「文化・哲学・資本主義―カルチュラル・スタデーズについて」
- 法政大学国際文化学部編 『異文化』第1号 147~242頁 (共著者:高祖岩三郎、2000年4月)
- 「崇高の美学―非感覚への通路」
- 法政大学国際文化学部編 『異文化』第1号 259~285頁 (2000年3月)
- 「崇高の美学―ポスト・モダン芸術の哲学」
- 東北哲学会(東北大学) (1999年10月)
- 「最期のフッサール(2)―現象学的観視者とは何か?」
- 法政大学教養部 『紀要』人文科学編109号 111~139頁 (1999年2月)
- 「Cavailles' Husserl's Criticism」
- Japanese/American phenomenology Conference (1998年10月)
- 「理性の運命―柄谷行人の「超越論的批判」と超越論的現象学」
- 青土社「現代思想―総特集 柄谷行人」vol.26 9号 59~85頁 (1998年7月)
- 「最期のフッサール(1)―超越論的自我は存在するか?」
- 法政大学教養部 『紀要』特別号107号 19~40頁 (1998年6月)
- 「フッサールと西田幾多郎の「大正・昭和時代(1912-1945)」―『改造』論文と『日本文化の問題』における「文化」の問題」
- 法政大学教養部 『紀要』人文科学編104号 39~67頁 (1998年2月)
- 「ジャン・カヴァイエスの「科学認識論」研究―カヴァイエスの「確定的多様体」批判を中心に」
- 法政大学教養部 『紀要』人文科学編100号 31~60頁 (1997年2月)
- 「1912-1945, or theTaisho and Showa periods for Husserl and Nishida」
- Japanease/ American phenomenology Conference 1996 Proceedings(1) 165~175頁 (1996年9月)
- 「フッサール「普遍学」とその倫理的転回」
- 東北大学博士論文 (1996年3月)
- 「柄谷行人における切断と反復」
- 『国文学解釈と批評』別冊『柄谷行人』 120~127頁 (1995年12月)
- 「フッサールにおける倫理的「革新」の問題」
- 日本哲学会(三重大学) (1994年5月)
- 「歴史を語ることの可能性―フーコーにおける「言説の物質性」の問題」
- 白鴎女子短期大学編 『白鴎女子短大論集』第18巻 第2号 95~112頁 (1994年3月)
- 「「ヨーロッパ精神」の危機と超越論的―『改造』論文をめぐる考察」
- 岩手哲学会編 『フィロソフィア・イワテ』 第25号 1~11頁 (1993年11月)
- 「個と権力―フーコーにおける主体と統治の問題」
- 東北大学文学会編 『文化』第57巻 1・2号 52~69頁 (1993年10月)
- 「「ヨーロッパの精神」の危機と超越論的現象学―『改造』論文をめぐる考察」
- 岩手哲学会(岩手大学) (1993年7月)
- 「「他者」という出来事―力への善意志と善意志の力をめぐって」
- 日本現象学会編 『現象学年報』第7号 197~203頁 (1991年11月)
- 「形式的倫理学としての純粋倫理学―フッサール倫理学の一断面」
- 日本倫理学会編 『倫理学年報』第40集 165~181頁 (1991年3月)
- 「「確定的多様体」を巡る諸問題―フッサールの「学問論」の一断面」
- 東北大学哲学研究会編 『思索』第22号 197~215頁 (1989年9月)
- 「感覚概念が意味するもの―フッサールの現象学的感性論序説」
- 東北大学哲学研究会編 『思索』第20号 95~115頁 (1987年9月)