植物画(しょくぶつが)もしくは ボタニカル・アート: botanical art)は、博物画の一種で、草花を科学的に精確に描出するいわゆる「植物細密画」である[1]。「ボタニカル(botanical)」とは「植物学的」という意味であるため、直訳すると「植物学的な絵画」となる[2]植物図鑑の絵(標本画)などが植物画である。植物画は、植物学農学薬学地理学、あるいは園芸など植物に関わる学問・産業に資することが目的であるという点で、単なる植物の絵とは異なる。

百科事典に掲載された植物画

歴史編集

古代エジプト中国などで、薬草を見分けるために図譜が作られたのが植物画の始まりとされる[3]カラー写真の技術がなかった時代、標本を保存してでしか植物の知識を得る方法はなかったが、標本は時間の経過とともに変色・褪色・委縮などが進んでしまうことから、生育時の状態を保ったまま保存するのは困難であり、植物を解剖的かつ精密に再現した絵図が必要となった。また、近代科学が発達する以前のヨーロッパにおいて、薬物を研究する本草学ではほとんどの薬が植物であったこおとから、正確な植物図が求められた[4]。こうして本格的に植物画というジャンルが生まれたとされる。一般的な植物の絵画ではそれぞれの画家の好みで誇張する部分や捨象する部分を選ぶが、植物画はどの部分も偏りなく正確に描く。

ルール編集

植物画は、原則として以下の4つのルールに従って描く。

出典編集

  1. ^ botanical art(ボタニカルアート)の意味 - goo国語辞書” (日本語). goo辞書. 2020年11月15日閲覧。
  2. ^ ボタニカルアート とは?”. 2020年11月15日閲覧。[出典無効]
  3. ^ ボタニカルアートの歴史”. hmpiano.net. 2020年11月15日閲覧。[出典無効]
  4. ^ ボタニカルアート”. futami.good.cx. 2020年11月15日閲覧。[出典無効]

外部リンク編集