榎原雅治
来歴
編集岡山県生まれ。岡山朝日高校卒。1980年東京大学文学部日本史学卒、1982年同大学院人文科学研究科修士課程修了、博士課程中退。同大学史料編纂所助教授、教授。2010-2013年同所長。2003年「日本中世地域社会の構造」で東大文学博士。
人物
編集2001年に、新しい歴史教科書をつくる会の教科書が検定に合格した際に、宮地正人が同教科書に掲載されている幕末にマシュー・ペリーが来航した際に白旗と「開国要求を認めないならば武力に訴える」「降参というときにはこの白旗を押し立てよ」と書かれた手紙を渡した―とするコラムを「ペリーの手紙なるものは、明々白々の偽文書である」と批判した。これに対し当時日本大学教授の秦郁彦は『諸君!』2002年2月号で、偽文書であるというのは説得力に乏しいと反論したが、それに対して榎原は再反論を行った[1]。
著書
編集- 『日本中世地域社会の構造』校倉書房 歴史科学叢書 2000
- 『中世の東海道をゆく 京から鎌倉へ、旅路の風景』中公新書 2008/読みなおす日本史:吉川弘文館 2019
- 『室町幕府と地方の社会 シリーズ日本の中世史(13)』岩波新書、2016
- 『地図で考える中世 交通と社会』吉川弘文館、2021
共編など
編集脚注
編集参考
編集- 『中世の東海道をゆく』著者紹介
- J-GLOBAL 研究者情報