横井清
略歴編集
京都市生まれ。1958年立命館大学文学部卒、1962年同大学院文学研究科博士課程中退、京都市史編纂補助、1970年代花園大学[1]文学部助教授、著述業の時代をへて、1980年代富山大学人文学部教授、1990年代桃山学院大学文学部教授。1989年『的と胞衣』で毎日出版文化賞受賞。中世民衆史を専攻し、差別、穢れなどの問題を実証的に論じた。
著書編集
- 『中世民衆の生活文化』東京大学出版会 1975 / 講談社学術文庫全3巻 2007-08
- 『花園妙心寺』光村推古書院(<カラー>フルール双書)1977
- 『東山文化 その背景と基層』教育社 (歴史新書) 1979 のち平凡社ライブラリー
- 『看聞御記 「王者」と「衆庶」のはざまにて』そしえて 1979
改題「室町時代の一皇族の生涯 『看聞日記』の世界」講談社学術文庫 2002 - 『下剋上の文化』東京大学出版会 1980
- 『現代に生きる中世』西田書店 1981
- 『中世を生きた人びと』ミネルヴァ書房 (歴史と日本人) 1981 のち福武文庫
- 『的と胞衣 中世人の生と死』平凡社 1988 のち平凡社ライブラリー
- 『光あるうちに 中世文化と部落問題を追って』阿吽社 1990
- 『花橘をうゑてこそ 京・隠喩息づく都』三省堂 1993
- 『中世日本文化史論考』平凡社 2001
共著編集
- 『京 歴史と文化』林屋辰三郎共著 光村推古書院 1965
- 『平家物語 古典カメラ紀行』門脇禎二共著 保育社(カラーブックス) 1966
- 『都市と職能民の活動』網野善彦共著 中央公論新社 (日本の中世) 2003
現代語訳編集
脚注編集
- ^ 花園大学三十年史編集委員会 編 『花園大学三十年のあゆみ』花園大学、1979年5月25日、243頁。NCID BN06604787。