橘 貞雄(たちばな の さだお)は、平安時代初期の貴族。姓は朝臣。官位は従五位上・宮内大輔。
承和7年(840年)従五位下に叙爵。仁明朝での任官状況は明らかでないが、斉衡3年(856年)宮内少輔に任ぜられると、のち兵部少輔・宮内大輔と文徳朝の後半に京官を歴任している。この間の天安2年(858年)正月に従五位上に叙せられ、同年8月の文徳天皇の葬儀にあたって、養役夫司を務めている。
『六国史』による。