荷電粒子の運動
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電荷量eをとする質量mの荷電粒子の電磁場中における運動を考える。3次元空間での粒子の位置座標x =(x, y, z )を一般化座標にとる。スカラーポテンシャルをφ(x,t)、ベクトルポテンシャルをA(x,t)とすると、荷電粒子のラグランジアンは、
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で与えられる。ここでx =(x, y, z )に正準共役な運動量p =(px, py, pz )は
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である。これをベクトルで表記すると
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となる。ハミルトニアンは
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である。
中心力ポテンシャルの下での運動
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距離r=√x2+y2+z2のみに依存する中心力ポテンシャルV=V(r)の下での質量mの粒子の運動を考える。3次元空間での粒子の位置の極座標表示を(x,y,z)=(rsinθ cosφ, rsinθ sinφ, rsinφ)とし、極座標(r,θ,φ)を一般化座標にとる。このとき、粒子のラグランジアンは
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で与えられる。(r,θ,φ)に正準共役な運動量(pr,pθ,pφ)は
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である。ハミルトニアンは
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である。
関連項目
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