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武蔵野美術学園(むさしのびじゅつがくえん)は、1969年から2018年まで、東京都武蔵野市に所在した、実技専修の各種学校。学校法人武蔵野美術大学が運営する美術学校であり、帝国美術学校以来の美術の伝統校であった。

武蔵野美術学園
武蔵野美術学園(2009年4月撮影)
国公私立の別 私立学校
学校種別 各種学校
設置者 学校法人武蔵野美術大学
設立年月日 1969年
コース 絵画専攻、日本画専攻、彫刻専攻、版画専攻、イラストレーション専攻
所在地 180-8566
東京都武蔵野市吉祥寺東町3-3-7
外部リンク http://gakuen.musabi.ac.jp/
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目次

沿革編集

武蔵野美術学園は、武蔵野美術大学と同じ学校法人の組織であり、創立は1929年の帝国美術学校吉祥寺開校にさかのぼる。短大、大学は設立後、小平校舎に移転したが、帝国美術学校は武蔵野美術学校と名を変え、その後、1969年、武蔵野美術学園と名称変更、2018年まで創立当初の吉祥寺校舎を使用し、存続していた。2016年2月、校舎の老朽化などが理由で、2018年3月に廃校と発表され、各種学校として89年、武蔵野美術学園として49年の歴史に幕を閉じた。

しかし、学生がいない春休み中に、掲示物のみで廃校を告知したことにより、多くの在校生が新学期まで廃校の事実を知らなかった点や、2016年度入学生に対し、廃校を説明しないまま入学させたことが明らかになり、今後、その教育責任をどのように果たしていくのかが問題となった。

2016年12月、冬休み中に突然、学生に向けて廃校後(平成30年度以降)の教育責任を果たす計画についての発表が行われたが、その内容は「他校斡旋」であった。学校側が示した斡旋先は「田中千代ファッションカレッジ」と「アトリエエビス」の2校であった。

しかし「他校斡旋」という方法が、そもそも教育責任を果たすことなのかという点や、「田中千代ファッションカレッジ」は服飾専門学校であり美術系の学科は無く、今後開設を申請する状態で、どのような教育を受けられるのか現状では不明な点、また「アトリエエビス」は絵画教室であるため、武蔵野美術学園の教育プログラムと同等の内容を求めることは難しいのではないかという点などから、かえって学生の不安と疑念が増大する結果を招いた。

教育課程編集

2018年3月の廃校直前の教育課程は、造形芸術科、メディア表現科2科の中に5専攻2コースを有する状態だった。造形芸術科には、絵画、彫刻、日本画、版画の4専攻があり、絵画専攻内に水彩・パステルコースがあった。メディア表現科には、イラストレーションの1専攻があり、専攻内に絵本コースがあった。それぞれ、基礎課程、専門課程、研究課程の三年編成。なお、本科は週4日の授業を行うが、2年間で1課程を修了できる2日制というシステムもあった。

歴代学園長編集

  1. 清水多嘉示 (1969.4-1973.3)名誉教授、彫刻家
  2. 三雲祥之助 (1973.4-1982.1)名誉教授、洋画家
  3. 山口長男 (1982.2-1983.4)名誉教授、洋画家
  4. 塩出英雄 (1985.2-1991.1)名誉教授、日本画家
  5. 岡井睦明 (1991.2-1996.8)名誉教授、グラフィックデザイナー
  6. 磯辺辰夫 (1997.2-2001.3)名誉教授、洋画家
  7. 酒井道夫 (2001.7-2009.6)教授(当時・現在は名誉教授)、造形理論家(編集デザイン)
  8. 丸亀敏邦 (2009.7-2018.3)大学校友会役員、経営コンサルタント

備考編集

学校関係者には通称『ガクエン』と呼ばれることが多い。

外部リンク編集