法難
法難(ほうなん)とは、仏教(宗教)が主張する災難・難儀についての事象のことである。仏教側による視点の用語であるが、対しては廃仏という用語がある。
インドでの法難
編集詳細は「インドにおける仏教の弾圧」を参照
中国での法難
編集中国で代表的な法難は、北魏の太武帝、北周の武帝、唐の武宗、後周の世宗が行った4回の廃仏政策である。その廟号や諡号をとって三武一宗の法難と総称している。
朝鮮(韓国)での法難
編集韓国では、李朝時代に初代国王李成桂以降数代の国王による崇儒廃仏と呼ばれる大規模な法難が起きている。儒教を保護するというだけでなく、前代の政権高麗が仏教国だったので、その残り香を消すことも理由と言われている。