浜辺 黒人(はまべの くろひと、1717年享保2年)- 1790年6月30日寛政2年5月18日))は、江戸時代中期の狂歌師である。本姓は斯波、名は孟雅。通称は三河屋半兵衛。号に桃翁がある。

経歴・人物 編集

江戸(現在の東京都港区)に生まれ、初め家業の書店を営んだ。

1779年安永8年)頃にに狂歌について興味を持ち始め、狂歌師となった。その後、の色が色黒であったことから、出身地とそれにちなんで師匠から「浜辺黒人」という狂名をもらった。庶民からの狂歌を募集し、入選されたものに「入花料」や「彫刻料」と呼ばれる新しい評価を創作した事により、一躍有名な狂歌師となった。

後に狂歌集『徳和歌後万載集』に黒人の歌が入選され、今日も知られるようになった。

主な著作物 編集

主著 編集

その他の著書 編集

  • 『(狂歌)栗の下風』- 1782年(天明2年)に刊行。

出典 編集