浮島現象(うきじまげんしょう)は、下位蜃気楼(inferior mirage)、特に冬季に対岸が空中に浮いたのように見える下位蜃気楼をいう[1][2]島浮き(しまうき)、浮景(ふけい)ともいう。

ユタ州グレートソルト湖の浮島現象

要因 編集

下位蜃気楼である浮島現象は、上冷下暖の2つの空気層があるときに、高密度の冷気層と低密度の暖気層の境界で光の屈折が生じることで起こる[1][2]。なお、逃げ水も下位蜃気楼であるが特に夏季に多く見られる[1]

脚注 編集

  1. ^ a b c 武田康男. “バイカル湖の蜃気楼”. 日本蜃気楼協議会. 2023年1月9日閲覧。
  2. ^ a b 6-6 蜃気楼”. 琵琶湖ハンドブック三訂版. p. 144. 2023年1月9日閲覧。