逃げ水

蜃気楼の一種
逃げ水
逃げ水

逃げ水(にげみず、英語: inferior mirage[1]、road mirage[2])とは、がなく晴れた暑い日に、アスファルト道路などで、遠くにがあるように見える現象のこと。別名地鏡とも言う。

近づいてもその場所に水はなく、さらに遠くに見え、まるで水が逃げていくように見えることからこの名前がつけられている。散木奇歌集(1128年頃)に、「東路に 有といふなる 逃げ水の 逃げのがれても 世を過ぐすかな」[3]とある。

下位蜃気楼の一種で、実際の位置より下にものがあるように見える。逃げ水の場合は、地表付近の空気が熱せられ膨張することにより、部分的に屈折率が変わって一種のプリズムとなり、上方の景色があたかも道路の表面に映ったように見える。風物詩の1つ。

脚注編集

  1. ^ 文部省日本気象学会編 『学術用語集 気象学編』 日本学術振興会1987年、増訂版。ISBN 4-8181-8703-8
  2. ^ 小西友七, 南出康世, 大修館書店 『[ttp://www.taishukan.co.jp/ ジーニアス和英辞典]』 大修館書店、2003-2004、第二版。ISBN 978-4469041583
  3. ^ 日文研・和歌データベース「散木奇歌集」巻九:雑上(異同資料句番号:01500)

関連項目編集