済法寺

岐阜県岐阜市にある臨済宗妙心寺派の寺院

済法寺(さいほうじ)は岐阜県岐阜市粟野にある十一面観世音菩薩を本尊とする臨済宗妙心寺派の寺院。山号は興国山である。

済法寺
所在地 岐阜県岐阜市粟野西8-17
位置 北緯35度29分19.7秒 東経136度46分23.6秒 / 北緯35.488806度 東経136.773222度 / 35.488806; 136.773222座標: 北緯35度29分19.7秒 東経136度46分23.6秒 / 北緯35.488806度 東経136.773222度 / 35.488806; 136.773222
山号 興国山
宗派 臨済宗妙心寺派
本尊 十一面観音菩薩
創建年 貞観3年(861年)
開山 慈覚大師円仁
中興年 元和8年(1622年)
中興 南化玄興
文化財 県指定:十一面観世音菩薩立像
四天王像
地蔵菩薩立像
不動明王像
法人番号 3200005000567 ウィキデータを編集
済法寺の位置(岐阜県内)
済法寺
済法寺
済法寺 (岐阜県)
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貞観3年(861年)に慈覚大師円仁により、如来ヶ岳の山頂に天台宗の寺院として創建されたと伝わる。その後、保元年間(1156年-1158年)に現在地に移転したが、天正の頃に兵火にかかって荒廃する。元和8年(1622年)春に唯道恵定和尚が南化玄興を開山に招いて臨済宗妙心寺派の寺院として再興した。

本尊の十一面観世音菩薩立像は平安時代末の檜材による一木造の彫像であり、鎌倉末期に制作されたとみられる檜材寄木造の四天王像、地蔵菩薩立像、不動明王立像と共に岐阜県の重要文化財に指定されている。

参考文献 編集

  • 山県郡教育会『山県郡志』p151 大正7年