温蔵庫(おんぞうこ)とは、ヒーターの加熱によって、主に食品を保存する装置である[1]。保温庫と呼ばれる場合もある。

ショーケース型温蔵庫

概説

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庫内は65℃から80℃[2]または65℃から85℃[1]程度の温度に保たれ、食品を煮過ぎの状態にすることなく細菌の増殖防止や殺菌[† 1]が可能となる[6]

冷蔵庫に比べ保存できる食品の種類や保存時間は制約される[3]が、調理した食品の保存に適しており[3]、調理し直して味を損なうことを避けることができる[2]

食品のほか、おしぼり食器などの保温にも利用される[1][7]。熱源には電気ガス蒸気がある[7]。形状はキャビネット型や配膳車型がある[7]

脚注

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注釈

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  1. ^ 細菌の増殖に適した温度は10℃から50℃程度とされ[3]赤痢菌腐敗菌の多くは約60℃の蒸気を含む熱によって30分ほどで死滅する[4]。ただし長時間温蔵庫内で食品を保管した場合、熱に強い抵抗をもつ耐熱菌が繁殖して腐敗を起こす可能性はある[5]

出典

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参考文献

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  • 食品保健研究会(編) 編『知っておきたい食品衛生 六訂版』厚生省生活衛生局食品保健課(監修)、大蔵省印刷局、1989年。ISBN 978-4-17-217507-0 
  • 温蔵庫”. コトバンク - ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典. 朝日新聞社、VOYAGE GROUP. 2016年2月24日閲覧。
  • 温蔵庫”. コトバンク - 食器・調理器具がわかる辞典. 朝日新聞社、VOYAGE GROUP. 2016年2月24日閲覧。

関連項目

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