災害支援ナース(さいがいしえんナース)とは、看護職能団体の一員として、被災した看護職の心身の負担を軽減し支えるよう努めるとともに、被災者が健康レベルを維持できるように、被災地で適切な医療・看護を提供する役割を担う看護職のことであり、都道府県看護協会に登録されている[1]日本看護協会により定義されている。

国内への派遣 編集

東日本大震災の際には、40都道府県の看護協会より岩手県宮城県福島県の避難所・医療施設へ938人、延べ3,770人が派遣されたほか、宮城県看護協会では現地対策本部が設置された[2][3]

2016年に発生した熊本地震の際には、15都道府県の看護協会より熊本県避難所など計28カ所へ延べ1,961人が派遣された[2][4]

なお、海外への派遣体制は無いが、見舞金を拠出したり、見舞状を送付したりしている。

出典 編集

  1. ^ 災害支援ナース派遣要領 日本看護協会(PDF)
  2. ^ a b 活動実績年表 日本看護協会
  3. ^ 東日本大震災復興支援事業 日本看護協会
  4. ^ 「平成28年熊本地震」に関する支援活動 日本看護協会