焼津温泉(やいづおんせん)は静岡県焼津市にある温泉

焼津温泉
温泉情報
所在地 静岡県焼津市
交通 アクセスの項を参照のこと
泉質 ナトリウムカルシウム-塩化物泉
泉温(摂氏 約50℃
湧出量 700トン/日
pH 8.6
液性の分類 アルカリ性
浸透圧の分類 高張性
宿泊施設数 5
外部リンク 焼津温泉
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概要 編集

焼津では古来より天然ガスが湧出する地であったが温泉は湧出しない土地であった。

しかし昭和58年(1983年)に東海ガスが掘削した天然ガス井戸からガス成分と共に45℃の温泉が突如自噴したため、焼津市がパイプラインを整備した上でホテル、旅館に供給を開始した歴史が比較的浅い温泉。

温泉総選挙」では「温泉総選挙2019・2020・2021・2022」と4年連続リフレッシュ部門で全国1位となっている。

泉質 編集

焼津温泉源泉一覧
源泉名 泉温 湧出量 泉質 深度 所在地 備考
焼津2号泉(東海ガス高草41号井)※休止中 毎分0.0L ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 1500m
焼津3号泉(東海ガス高草44号井)※休止中 毎分0.0L ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 1500m
焼津4号泉(東海ガス高草2号井)※休止中 51.5℃ 毎分0.0L ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 1502m 北緯34度52分32秒 東経138度19分26秒 / 北緯34.875631度 東経138.323758度 / 34.875631; 138.323758 掘削自噴泉。
焼津5号泉(東海ガス高草1号井) 51.5℃ 毎分225L ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 1502m 北緯34度52分32秒 東経138度19分26秒 / 北緯34.875631度 東経138.323758度 / 34.875631; 138.323758 掘削自噴泉。
焼津6号泉(東海ガス高草50号井)※休止中 38.5℃ 毎分82.0L ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 1400m なかむら館敷地内。 令和4年度で休止。
焼津7号泉(蓬莱温泉) 42.1℃ 毎分60.0L ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 m 「蓬莱荘」自家源泉。
焼津8号泉(焼津港1号井) 52.4℃ 毎分605L ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 1500m 北緯34度52分25秒 東経138度19分24秒 / 北緯34.873521度 東経138.323403度 / 34.873521; 138.323403 掘削自噴泉。微混濁。

温泉街 編集

先述の通り時代が比較的浅い後発的な温泉のため、既に市街化されていたこともあり温泉街は存在しない。 JR焼津駅の南北に位置する3源泉から汲み上げた温泉は、焼津市が整備したパイプラインにより各施設へ給湯されている。 温泉利用施設が9か所にあり、海の景観を売りにしたリゾートスタイル型の旅館ホテル群が市の静岡市寄りに位置しており、開業当初は温泉では無かった浴場が温泉湧出に伴い温泉大浴場となっている。駅の周辺には日帰り入浴施設もある。

宿泊施設一覧 編集

日帰り入浴施設一覧 編集

歴史 編集

昭和58年(1983年)、地下1500mから45℃の温泉が自噴。以降整備されて焼津温泉となる。

平成30年(2018年5月14日、温泉のパイプが破裂し、供給停止した。供給停止中、引湯していた宿泊施設は熱海温泉からの温泉供給をしていた。また、温泉施設自体の客足が遠のいていた。

平成30年(2018年7月10日、温泉供給を再開。

令和3年10月、新源泉である焼津8号「焼津港1号井」からの供給を開始した。新源泉からの供給開始に伴い、名称を「やいづ黒潮温泉」から「焼津温泉」に改名した。この「焼津港1号井」は、約50℃で日量700トンの湧出量を誇り、温泉の濃度が高く、これまで以上に良質な温泉である。


アクセス 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集