山村 賢明(やまむら よしあき、1933年5月8日[1] - 2002年9月15日)は、日本の教育社会学者、立教大学名誉教授。

略歴 編集

東京生まれ。1956年東京教育大学卒。1966年「現代日本における母のコンセプションの教育」で東京教育大学教育学博士。東京教育大学助手、埼玉大学助教授、筑波大学教授、立教大学教授、1995年定年、文教大学教授。

土居健郎などに基づく日本文化論を唱え[2]、茶道を研究、実践した[3]

2002年9月15日、肝臓癌のため死去[1]

著書 編集

  • 『日本人と母』東洋館出版社 1971 東洋館選書
  • 『親でなければできないしつけ 日本人の形成と家庭』広池学園事業部 1977
  • 『家庭教育』旺文社 1983 ラジオ大学講座
  • 『かわいくない子どもたち 発達疎外の時代』広池学園出版部 1983
  • 『日本の親・日本の家庭』金子書房 1983
  • 『家庭教育』放送大学 1985
  • 『家庭と学校 日本的関係と機能』放送大学 1993
  • 『茶の構造』笹織書房 1996
  • 『社会化の理論 山村賢明教育社会学論集』門脇厚司,北澤毅編 世織書房 2008

共編著 編集

  • 『児童の理解 第1巻 現代社会と子ども』佐藤忠男共編著 東洋館出版社 1970
  • 『人間の発達と学習 子どもの発達にとって教育とは何か』滝沢武久共編著 現代教育講座 第一法規出版 1975
  • 『現代学校論 生徒と教師の社会学』門脇厚司共編 亜紀書房 1982
  • 『おとなにならない子どもたち 今日の教育問題を考える』高橋勇悦樋口恵子共著 文化評論社 1983
  • 『家庭教育の回復と学校の役割』編 日本標準 1986 現代教育問題シリーズ
  • 『子どものための学校5日制 教師が読む』岡崎友典共編著 ぎょうせい 1992

翻訳 編集

  • アアロン・V.シコレル,ジョン・I.キツセ『だれが進学を決定するか 選別機関としての学校』瀬戸知也共訳 金子書房 1985

参考 編集

  • 『日本の親・日本の家庭』著者紹介
  • 履歴・著書及び学術論文 (山村賢明教授退職記念号) 立教大学教育学科研究年報 1995

編集

  1. ^ a b 『現代物故者事典2000~2002』(日外アソシエーツ、2003年)p.651
  2. ^ 『日本人と母』
  3. ^ 『茶の構造』