穴山信風

穴山 信風（あなやま のぶかぜ）は、戦国時代の武将。甲斐武田家の家臣。甲斐河内の領主で穴山家の当主。穴山信君の祖父。

凡例 穴山 信風/穴山 信綱
時代	戦国時代
生誕	不詳
死没	享禄4年3月12日（1531年3月30日）
別名	信風、信綱、義貞
官位	甲斐守
幕府	室町幕府
主君	今川氏親→武田信虎
氏族	穴山氏
父母	父：穴山信懸、母：不詳
兄弟	信風、信永、信堯、清五郎
子	信友

生涯

穴山信懸の子。諱に関しては信風、もしくは信綱（のぶつな）とされているが、これらは同時代の史料からは確認できない。高野山桜地院から発見された『武将文苑』では出家後の法号で義貞と名乗っていた事が確認されている。受領名は甲斐守。

永正10年（1513年）5月に父が信風の兄弟である清五郎に暗殺されたため（『勝山記』）、その清五郎を殺害して家督を相続した。信風は駿河の今川氏親に従属し、永正12年（1515年）の今川軍による甲斐侵攻にも協力した（『改訂南部町誌』上巻）。

今川氏親が遠江情勢のために武田信虎と和睦して甲斐から退去すると、信虎に攻められて大永元年（1521年）に降伏し、信虎に従属した。

享禄4年（1531年）3月12日に死去し、家督は嫡子の信友が継いだ。

脚注

参考文献

書籍

• 柴辻俊六 編『武田信虎のすべて』（新人物往来社、2007年） ISBN 978-4-404-03423-6

史料

• 『改訂南部町誌』
• 『武将文苑』
• 『勝山記』