「過剰性能」の版間の差分

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: 1990年(平成2年)に、1600tもの重貨物牽引を可能とした上で旅客列車の高速高頻度運転を妨げない高加速を実現するため、1時間定格6000kWの出力で試作され、1993年と1994年に20両量産された。
: その性能をフルに発揮するためには変電設備を強化する必要があった。しかし、[[バブル崩壊]]による貨物輸送量の低迷や、旅客会社との調整の不調などで東海道・山陽本線全区間に渡る変電設備の強化は見送られ、その持てる能力を活かすことなく性能を落として運用されることとなった。また、1996年に出力等を適正化した後継の[[JR貨物EF210形電気機関車|EF210形電気機関車]]が試作されることとなる。
 
; [[JR北海道の車両形式#キハ285系|JR北海道キハ285系気動車]]
: 高速化とエネルギー効率の向上を目指して製作された試作車であるが、設計を開始した[[2011年]]以降にJR北海道では[[北海道旅客鉄道#事故や不祥事の頻発|事故や不祥事が頻発する状況]]となっており、[[2014年]]には安全態勢を強化するためとして、列車の最高速度の引き下げや[[車体傾斜式車両|車体傾斜装置]]の使用停止といった状況に追い込まれていた<ref name="jrhokkaido/press/2014/140704-1">{{Cite press release|url=http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/140704-1.pdf|format=PDF|language=日本語|title=平成26年8月ダイヤ改正について|work=|publisher=北海道旅客鉄道|date=2014-07-04|accessdate=2020-12-12|archiveurl=https://web.archive.org/web/20140714153703/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/140704-1.pdf|archivedate=2014年7月14日|deadlinkdate=2017年9月}}</ref>。さらに[[北海道新幹線]]開業を控え、そちらの開業準備にもリソースを割く必要があることから、高性能な新型車両は「コストとメンテナンスの両面から過大な仕様である」として、試作車の落成直前である2014年9月に開発を中止することが発表された<ref name="jrhokkaido/press/2014/140910-1">{{Cite press release|url=http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/140910-1.pdf|format=PDF|language=日本語|title=新型特急車両の開発中止について|publisher=北海道旅客鉄道|date=2014-09-10|accessdate=2020-12-12|archiveurl=https://web.archive.org/web/20140910093118/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/140910-1.pdf|archivedate=2014年9月10日|deadlinkdate=2017年9月}}</ref>。落成した車両は試験が行われることもなく、翌[[2015年]]に[[廃車 (鉄道)|除籍]]、[[2017年]]に解体された。
 
=== 武器・兵器 ===