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コルトレイク条約(コルトレイクじょうやく、フランス語: Traité de Courtraiオランダ語: Verdrag van Kortrijk)は、1820年3月28日フランス復古王政ネーデルラント連合王国の間で締結された条約[1]

コルトレイク条約で定められた、フランス復古王政ネーデルラント連合王国の国境。

条約により二国間の国境線が定められた[1]。1830年にベルギー王国が独立した後、この国境線はそのままベルギーとフランスの国境線になり、以降細かい変更を経て現代に至る[1][2]

条約に先立ち、1819年にフランス・ネーデルラント国境で境界石が設置された[3]。コルトレイク条約では境界に関する議論が必要な場合はフランスとベルギーの代表で構成される委員会が討議すると定められたが[1]、この委員会の会議は1930年以降開催されていない[4]

2021年5月にはベルギー領エルクリンヌ英語版で境界石が農家に動かされるという事件が起こった[3]

出典

  1. ^ a b c d "Questions et Réponses" (フランス語). Sénat de Belgique. 21 December 1999. 2021年5月5日閲覧
  2. ^ ベルギー人男性、知らぬうちに国土拡大 フランス領奪う」『AFPBB News』、2021年5月5日。2021年5月5日閲覧。
  3. ^ a b ベルギー農家がフランスとの国境石を移動、国土面積広くしちゃった」『CNN.co.jp』、2021年5月5日。2021年5月5日閲覧。
  4. ^ "Belgian farmer accidentally moves French border". BBC News (英語). 4 May 2021. 2021年5月5日閲覧