アルト・デ・ラングリル(Alto de l'Angliru、略称:アングリル)は、イベリア半島北部のカンタブリア山脈スペインアストゥリアス州に位置する標高1,570mの

アングリル
Angliru
アングリル
標高 1,570 m
所在地 スペインの旗 スペイン
アストゥリアス州アストゥリアス県
位置 北緯43度16分53秒 西経5度56分57秒 / 北緯43.28139度 西経5.94917度 / 43.28139; -5.94917座標: 北緯43度16分53秒 西経5度56分57秒 / 北緯43.28139度 西経5.94917度 / 43.28139; -5.94917
山系 カンタブリア山脈
アングリルの位置(スペイン内)
アングリル
アングリル
アングリルの位置(スペイン
プロジェクト 山
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概要 編集

北東に位置するサンタエウラリアを起点とした場合、水平距離換算17.7km、平均斜度7.9%、最大斜度は23%。起点から10km地点を超えるあたりから急激な勾配箇所となり、同地点から山頂に向かうまでの平均斜度は、11%〜18%程度となる。特に、山頂まで向かう残り約7km地点過ぎからは、平均で20%を超える勾配が待ち構え、残り約4マイル地点過ぎに23%という最大勾配地点に達する。その後も20%を越える勾配が続き、山頂付近でも15%程度の勾配となっている。

西側のリオサを基点とした場合、水平距離換算12.5km、平均斜度10.1%、最大斜度23.6%。5km地点でこそ9.1%ほどだが、その後は急激に勾配が厳しくなり、7km地点で22%の斜度となり、その後は10%台へと緩和されるものの、9.5km地点で20%、10.2km地点で21.5%、10.8km地点のラ・クエーニャ・レス・カブレス(La Cueña les Cabres)では23.6%にも達する。その後も11.5km地点で21.5%、山頂直前地点でも20%という大変な勾配が待ち構えている。

どちらの地点を基点としても大変厳しい行程となっており、ヨーロッパにおける山岳行程としては、イタリアモンテ・ゾンコランや、オーストリアキッツビューエラー・ホルンドイツ語版英語版と双璧の難区間とも言われている。

ブエルタ・ア・エスパーニャ 編集

グランツールとも称される、自転車競技ロードレースブエルタ・ア・エスパーニャでは、1999年に最初にコースに組み入れられた。2017年までに7回ゴール地点として使用されている。

歴代首位通過者
首位通過者 国籍
1999 ホセ・マリア・ヒメネス   スペイン
2000 ジルベルト・シモーニ   イタリア
2002 ロベルト・エラス   スペイン
2008 アルベルト・コンタドール   スペイン
2011 フアン・ホセ・コーボ   スペイン
2013 ケニー・エリソンド   フランス
2017 アルベルト・コンタドール   スペイン

参考文献 編集