アーキテクツ: Architects)は、イングランド出身のメタルコアバンド

アーキテクツ
Architects
ドイツ・ディンケルスビュール公演 (2017年8月)
基本情報
別名 Inharmonic
Counting the Days
出身地 イングランドの旗 イングランド ブライトン
ジャンル メタルコア
マスコア
ポスト・ハードコア
プログレッシブ・メタル
活動期間 2004年 -
レーベル In at the Deep End
Distort Entertainment
United by Fate
センチュリー・メディア・レコード
Zestone
エピタフ・レコード
UNFD
New Damage
共同作業者 WhitemareDead Swans
公式サイト www.architectsofficial.com
メンバー サム・カーター (Vo)
アダム・クリスチャンソン (G)
ジョシュ・ミドルトン (G)
アレックス・ディーン (B)
ダン・サール (Ds)
旧メンバー トム・サール (G/Key)
ティム・ルーカス (B)
マット・ジョンソン (Vo)
ティム・ヒラー=ブルック (G)

概要 編集

2004年に結成。以前はインハーモニック(: Inharmonic)やカウンティング・ザ・デイズ(: Counting the Days)といったバンド名で活動していた。

2016年8月にリードギタリストのトム・サールが皮膚癌のため死去した。2017年からサールの後任として兼ねてよりメンバーと交流があり、サポートとしても参加経験があるSylosisのジョシュ・ミドルトンがリードギターを担当している。

備考

バンドメンバー全員がヴィーガンを標榜としている。また、シー・シェパードの支持者でもある。

音楽性 編集

同じくイギリス出身のエンター・シカリと共に大衆性のあるメタルコアと認識されている。マスコアポスト・ハードコアプログレッシブ・メタルなどに分類される場合もある。彼らの音楽性は複雑なギターリフや変拍子、リズミカルなブレイクダウン、重低音とメロディック・パンクを行き来するような演奏などによって特徴づけられる。ただテクニカルな手法に頼るだけでなく、キャッチーなリフやコーラスなども効果的に使用している。

また、各アルバム毎に今までとは趣の違うものを作るという信念を持ち、キャリアーを経る中でも音楽性は多様に変化している。セカンド・アルバム『Ruin』ではファースト・アルバム『Nightmares』以上にヘヴィでダークなサウンドを追及した。サード・アルバム『ホロウ・クラウン』ではアグレッションやテクニカルなプレイは維持しつつ、よりメロディアスな要素を取り入れている。アルバム『ザ・ヒア・アンド・ナウ』ではスクリーム以上に、よりアンセミックなコーラスやサビを重視するようになった。アルバム『デイブレイカー』においても同様だが、ライブでの実演なども考慮し、ブラストビートなども取り入れ、以前のヘヴィさやアグレッションも感じさせる内容になっている。

ポスト・メタルコアを標榜することもあり、その文字が入ったグッズなどが存在している[1]

影響 編集

メシュガー」「コンヴァージ」「ザ・ディリンジャー・エスケイプ・プラン」「ゴジラ」「スライス」「ボッチ」などのハードコア、メタルバンドから幅広い影響を受けている。

メンバー 編集

現ラインナップ 編集

  • サム・カーター (Sam Carter) – ボーカル (2007年– )
  • アダム・クリスチャンソン (Adam Christianson) – リズムギター (サポート2012年、2014年–2015年、2015年– )
  • ジョシュ・ミドルトン (Josh Middleton) - リードギター (サポート2012年、正規2017年– )[2]
  • アレックス・ディーン (Alex Dean) – ベース (2006年–2011年、2011年– )[3]
  • ダン・サール (Dan Searle) – ドラム (2004年– )

旧メンバー 編集

  • ティム・ルーカス (Tim Lucas) – ベース (2004年–2006年)
  • マット・ジョンソン (Matt Johnson) – ボーカル (2004年–2007年)
  • ティム・ヒラー=ブルック (Tim Hillier-Brook) – リズムギター (2004年–2012年)[2]
  • トム・サール (Tom Searle) – リードギター (2004年–2016年)キーボード (2008年–2016年)
上記のパートのほか作曲も務めたメンバーでダンの兄。2016年8月20日、悪性黒色腫で死去。28歳没[4]
サポートメンバー
  • ケイシー・ラゴス (Casey Lagos) – ベース (2011年)[5]
  • ボビー・ダニエルズ (Bobby Daniels) – ベース (2011年)
  • モーガン・シンクレア (Morgan Sinclair) – リズムギター (2013年)

タイムライン 編集

ディスコグラフィ 編集

スタジオ・アルバム 編集

  • Nightmares (2006年)
  • Ruin (2007年)
  • 『ホロウ・クラウン』 - Hollow Crown (2009年)
  • 『ザ・ヒア・アンド・ナウ』 - The Here and Now (2011年)
  • 『デイブレイカー』 - Daybreaker (2012年)
  • 『ロスト・フォエヴァー / / ロスト・トゥゲザー』 - Lost Forever // Lost Together (2014年)
  • All Our Gods Have Abandoned Us (2016年)
  • Holy Hell (2018年)
  • For Those That Wish to Exist (2021年)
  • the classic symptoms of a broken spirit (2022年)

スプリットEP 編集

ミュージック・ビデオ 編集

アルバム タイトル 監督
2008 Ruin "Buried at Sea" Adam Powell
2008 "Always" Adam Powell
2008 Hollow Crown "Early Grave" Adam Powell
2009 "Follow the Water" Stuart Birchall
2010 The Here and Now "Day in Day Out" Stuart Birchall
2011 "Learn to Live" Stuart Birchall
"Heartburn" Stuart Birchall
"Delete.Rewind" Various (ライブクリップ)
"An Open Letter To Myself" 不明
2012 Daybreaker "Alpha Omega" Stuart Birchall
2014 Lost Forever // Lost Together "Naysayer" Carlo Opperman
"Broken Cross" James Unwin
"Gravedigger" Tom Welsh
2016 All Our Gods Have Abandoned Us "Downfall" Jeb Hardwick
"Gone With The Wind" Jeb Hardwick
"A Match Made in Heaven" Stuart Birchall
"Gravity" Lucas Englund
2017 Holy Hell "Death Is Not Defeat" Jeb Hardwick
"Hereafter" Jeb Hardwick
"Royal Beggars" Lewis Cater
"Modern Misery" Lewis Cater
"Doomsday" Stuart Birchall
2021 For Those That Wish to Exist "Black Lungs" Jeb Hardwick
"Dead Butterflies" Tom Welsh & Taylor Fawcett
"Animals" Dan Searle
"Meteor" Jeb Hardwick
2022 the classic symptoms of a broken spirit "When We Were Young" Dan Searle
"tear gas" Dan Searle
"deep fake" Jeb Hardwick
"a new moral low ground" Jeb Hardwick
2023 Seeing Red (シングル) "Seeing Red" Dan Searle

映像作品 編集

タイトル リリース日 監督
One Hundred Days: The Story of Architects Almost World Tour 2013年10月1日 Tom Welsh

脚注 編集

  1. ^ https://twitter.com/architectsuk/status/652384446088376320”. Twitter. 2021年9月8日閲覧。
  2. ^ a b Tim Hillier-Brook quits Architects”. New Musical Express (2012年4月16日). 2012年7月17日閲覧。
  3. ^ Chris Harris (2011年7月3日). “Architects Rejoined By Bassist Alex Dean”. Gun Shy Assassin. 2011年7月17日閲覧。
  4. ^ Architects guitarist Tom Searle dies from cancer aged 28” (英語). the Guardian (2016年8月21日). 2020年12月4日閲覧。
  5. ^ Grant Trimboli (2011年1月12日). “Casey Lagos fills in with Architects”. Under The Gun Review. 2012年7月31日閲覧。

外部リンク 編集