カラヤン島

フィリピンの島

カラヤン島(カラヤンとう、Calayan Island)はフィリピン諸島北部バブヤン海峡に浮かぶバブヤン諸島。ルソン島北部のアパリから100km程北に位置し、南西25km程の位置にダルピリ島、南40km程の位置にフガ島が存在し、南東50km程の位置にカミギン島、北北東40km程の位置にバブヤン島が存在する。

カラヤン島
地理
場所 フィリピン諸島北部
座標 北緯19度19分12.8秒 東経121度27分37.3秒 / 北緯19.320222度 東経121.460361度 / 19.320222; 121.460361座標: 北緯19度19分12.8秒 東経121度27分37.3秒 / 北緯19.320222度 東経121.460361度 / 19.320222; 121.460361
諸島 バブヤン諸島
隣接水域 ルソン海峡
行政
地方 カガヤン・バレー地方
カガヤン州
自治体 カラヤン英語版
人口統計
人口 8919(2007 [1]年時点)
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島の面積は196km2ほどであり、カガヤン州カラヤン英語版に属している[2]。島内にはPoblacion、Centro II、Balatubat、Dibay、Dadao、Magsidelなどのバランガイが存在する。2007年の時点では人口が8919人だった。島へはアパリから船が出ている。

島は長いところで22km、幅は14km程であり、島の周囲は浅い浜が多くなっている。島の地形は中央部の標高が高くなっており、543mのカラヤン山、429mのNongabaywanan山などが存在する[3]。島の植生は農地や厚い熱帯雨林などから構成されており、島内中心部は低地多雨林になっている。河岸ではタコノキ属が生える。

2004年には島内固有のカラヤンクイナ英語版 (Gallirallus calayanensis) が発見され、以降この島を自然保護区とする試みがなされており、2011年にはカラヤン議会が島内29km2を覆う野生生物保護区の設立条例を通過させている[4]

台風で座礁したフィリピン軍艦

島の北部は岩礁もあり、1981年には台風20号クララ(CLARA)の影響でフィリピン海軍のフリゲートダトゥ・カランチャウ英語版が座礁している。

関連項目 編集

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  1. ^ NSCBの統計データ
  2. ^ D. ALLEN, C. ESPANOLA, G. BROAD, C. OLIVEROS and J. C. T. GONZALEZ: New bird records for the Babuyan islands, Philippines, including two first records for the Philippines. FORKTAIL 22 (2006): 57–70
  3. ^ Mount Nongabaywanan auf Peakery
  4. ^ Calayan Rail”. バードライフ・インターナショナル. 2014年9月13日閲覧。