マリア・ファラントゥーリ

マリア・ファラントゥーリギリシア語: Μαρία Φαραντούρη、Maria Farantouri (Maria Farandouri)、1947年11月28日[1] - )は、ギリシャの歌手、政治家、文化活動家。ファラントゥーリは、著名なギリシャの作曲家たちたちと共同作業をしてきたが、その中には、チリ詩人パブロ・ネルーダの「大いなる歌 (Canto General)」に曲を付けたミキス・テオドラキスも含まれており、ファラントゥーリは、この曲も歌っている。

マリア・ファラントゥーリ
(Maria Farantouri)
生誕 (1947-11-28) 1947年11月28日(76歳)
出身地 ギリシャの旗 ギリシャ アテネ
ジャンル オペラギリシャ民謡英語版
職業 歌手政治家

1967年から1974年まで続いたギリシャの軍事政権期には、ファラントゥーリは、ミキス・テオドラキスとともに、ヨーロッパで軍政に抗議するプロテストソングをレコーディングしていた。1971年には、イギリスギタリストジョン・ウィリアムスとともに、アルバム『Songs and Guitar Pieces by Theodorakis』をレコーディングし、その中でスペインの詩人フェデリコ・ガルシーア・ロルカの7篇の詩を取り上げた。ファラントゥーリは、スペイン語(「アスタ・シエンプレ」)、イタリア語英語(「ジョー・ヒル」、ベルトルト・ブレヒトの『マハゴニー (Aufstieg und Fall der Stadt Mahagonny)』からの歌「アラバマ・ソング」)など、ギリシャ語以外の言語でも歌ったが、マノス・ハチダキス英語版エレニ・カラインドルー、ミカリス・ブーブリス (Mikalis Bourboulis) (「サン・エレクトラ」、「トラ・セロ」)といったギリシャの作曲家の作品も取り上げ、ヴァンゲリスの伴奏によってヴォーカルと器楽の美しい融合を実現している。ファラントゥーリは連作歌曲も取り上げて歌っている。

ファラントゥーリの声は、低めのコントラアルトで、声域は1オクターヴ半ほどである。

ファラントゥーリは、1989年から1993年まで、全ギリシャ社会主義運動 (ΠΑΣΟΚ、PASOK) からギリシャ議会の議員になっていた[2]

ファラントゥーリは、PASOK所属の政治家ティレマコス・チトリス (Tilemachos Chitiris) と結婚している。

ディスコグラフィ 編集

出典・脚注 編集