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狂犬病ワクチン(きょうけんびょうワクチン)とは、狂犬病予防に使われるワクチンである[1]。安全で効果のあるワクチンが多種ある[1]

狂犬病ワクチン
ワクチン概要
病気 狂犬病
種別 不活化ワクチン
臨床データ
Drugs.com monograph
MedlinePlus a607023
識別
CAS番号
 チェック
ATCコード J07BG01 (WHO)
ChemSpider none ×

概要編集

ワクチンは、イヌまたはコウモリに噛まれる前、または後の狂犬病予防に使われる[1]。3回のワクチン接種を行った後は、長期免疫効果がみられる[1]。接種法は筋肉注射皮下注射である[1]。曝露後、ワクチンは狂犬病免疫グロブリンと併用されることが一般的である[1]。感染の危険性の高い人はワクチンの投与を必須にしている[1]。ワクチンはヒトとその他の動物に効果がある[1]。特に犬へのワクチン投与はヒトへの狂犬病感染の予防に効果的である[1]

狂犬病ワクチンは全ての年齢層に安全に投与できる[1]。副作用としておよそ35%から45%の人に短期間の穿刺の痛みと腫れが伴う[1]。また、およそ5%から15%の人に発熱, 頭痛, または吐き気が伴う[1]。 狂犬病に曝露した場合、ワクチンの接種に対する禁忌は存在しない[1]。ほとんどのワクチンはチメロサールを含まない[1]。 神経細胞から作られたワクチンは主に少数のアジアの国と中南米で使用されているが、効き目が弱く副作用が強い[1]。そのため世界保健機構 (WHO) はこの種のワクチンを奨めていない[1]

初期の狂犬病ワクチンは、1885年にルイ・パスツールによって開発され、1908年には改良されたワクチンが作られた[2]。世界的に数百万人以上の人がワクチンの投与をしており、年間25万人以上の人が救われている[1]WHO必須医薬品モデル・リストに記載されており, 基礎的な医療制度で重要視されている医薬品である[3]。2014年の発展途上国でのワクチンの価格は、$44から$78米ドルである[4]。米国での狂犬病ワクチン接種は、3回合計で$750米ドル以上かかる[5]

出典編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q “Rabies vaccines: WHO position paper”. Weekly epidemiological record 32 (85): 309–320. (Aug 6, 2010). http://www.who.int/wer/2010/wer8532.pdf?ua=1. 
  2. ^ Nunnally, Brian (2014). Vaccine Analysis: Strategies, Principles, and Control. Springer. p. 63. ISBN 9783662450246. https://books.google.ca/books?id=vJKeBQAAQBAJ&pg=PA63. 
  3. ^ WHO Model List of EssentialMedicines”. World Health Organization (2013年10月). 2014年4月22日閲覧。
  4. ^ Vaccine, Rabies”. International Drug Price Indicator Guide. 2015年12月6日閲覧。
  5. ^ Perspectives: Intradermal Rabies Preexposure Immunization” (2015年6月30日). 2015年12月6日閲覧。