本項目は、グリム兄弟の作品である『白雪姫』に登場する架空の王妃女王)について解説する。また、その作品を原作としたディズニー映画白雪姫』に登場するディズニーキャラクターについても述べる。

魔法の鏡を見る女王

グリム童話初版では白雪姫の実母で、継母になったのは第2版以降の作品である。魔法の鏡から「娘の白雪姫は一番美しい」と聞いたことで憎むようになり、何度も殺そうとするが、最期は焼けた鉄の靴を履かされて死ぬまで踊らなければならなくなった。

ディズニーにおける王妃 編集

主人公と敵対しており、ディズニー・ヴィランズに分類される。

『白雪姫』 編集

ディズニー初登場作品である『白雪姫』では、冷酷な眼差し、黒いマント、大きな金色の王冠と青紫色の豪華な衣装を着た女王であり、自分が一番美しくないと気がすまない白雪姫の継母として登場。そのため白雪姫の美しさに嫉妬し、少しでもみずぼらしく見せるために下働きのようにあつかっている。

お城の地下に黒いカラスが守っている部屋があり、占星術(Astrology)・黒魔法(Black Arts)・錬金術(Alchemy)・魔女術(Witch Craft)・黒魔術(Black Magic [Death])・変装(Disguises)・妖術(Sorcery)・毒薬(Poisons)という魔導書やいろいろな魔法道具を置いている。

魔法の鏡に毎日、世界で1番美しい女は誰かと聞いていたが、ある時魔法の鏡が白雪姫が一番美しいと言うのを聞いて激怒。狩人に殺すよう命令するが、狩人が白雪姫を逃がしたため失敗する。今度は、肌をよぼよぼにするミイラの粉・衣装を黒くする闇夜の黒い液体・声を老けさせる赤い液体・髪を白くさせるための恐怖の叫び[1]を調合した魔法の薬を飲み、黒い衣を着た白髪の老婆に変身し、毒リンゴを持って白雪姫を殺しに向かう。

そして小人の家で白雪姫と出会い、思惑に気づいた小鳥に妨害されつつも家に入り、「これはただのリンゴじゃない。願いの叶うリンゴだ」と口車に乗せてリンゴを食べさせ、ついに殺害する。しかし、それに気づいた動物たちが仕事中の七人の小人たちにこのことを伝えたため、駆けつけてきた小人たちに崖まで追い詰められる。そばにあった巨石を小人に向けて落として殺そうとした瞬間(これは東京ディズニーランドのアトラクション「白雪姫と七人のこびと」のラストで使われている)、突然の落雷により崖が崩れ、転落死するという最期を遂げ、死体は後をつけていたハゲタカの餌食となった。

『ディセンダント』 編集

ディセンダント』では、主要キャラクターのイヴィ(演:ソフィア・カーソン、日本語吹替:森谷里美)の母親として登場。白雪姫との関係と異なり、実子のようであるが、誰との子供なのかや白雪姫との血縁関係は不明[2]。娘のイヴィも、小さな魔法の手鏡を使う。

演じた人物 編集

アニメ声優(原語版)
アニメ声優(日本語版)
実写映画

固有名 編集

グリム童話や1937年のディズニー映画では女王に固有名が無いが、他の『白雪姫』を題材にした作品では固有名が設定されていることもある。

脚注 編集

  1. ^ 白雪姫の美貌を描かれるセリフ「肌は雪のように白く、髪は黒檀のように黒く、唇は血のように赤い。」とは正反対に示唆されている。
  2. ^ 白雪姫の父親との間の子供の場合、白雪姫とは異母姉妹の関係となる。
  3. ^ 出演シーンが老婆に変身後の姿のみの登場のため。

外部リンク 編集