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石井 潔(いしい きよし、1955年 - )は、日本の哲学者。専門は倫理哲学。

経歴編集

1955年岐阜県生まれ。東京大学卒、1985年東京大学大学院人文科学研究科倫理学専門課程第一種博士課程単位取得退学、静岡大学教育学部助手、その後、2000年より教授、教育学部長、理事(教育・附属学校園担当)を経て、2017年に静岡大学学長に就任。

研究編集

専門は倫理哲学である。大学院において、ドイツを中心とするヨーロッパ思想史および倫理学を研究した。その後は教育学部の教員として、多文化主義教育、道徳教育に関連する研究、またより一般的には文化研究、批判的実在論に関連する研究に取り組んでいる[1]

来歴編集

学長として編集

  • 2019年 - 国立大学法人静岡大学の学長として、国立大学法人浜松医科大学と、国立大学法人静岡国立大学機構を設立、大学再編に合意した。しかし、学内外の反対が大きく混乱をきたしている[2]

著作編集

  • 共著『道徳を問い直す』(水曜社、2003年)、共著担当箇所(第5章148-181)
  • 単著『自律から社交へ』(青木書店、1998年)
  • 共著『哲学のトポス』(八千代出版、1992年)、共著担当箇所(第3章123-166)

脚注編集

  1. ^ 静岡大学ホームページhttps://tdb.shizuoka.ac.jp/RDB/public/Default2.aspx?id=10168&l=0
  2. ^ 両大学の統合再編には強い反対の動きがある。静岡大学と浜松医科大学の統合は、静岡大学を2分割した上で、静岡大学の浜松キャンパス(工学部、情報学部)と浜松医科大学からなる浜松地区大学と、静岡大学の静岡キャンパス(人文社会科学部、教育学部、農学部、理学部)からなる静岡地区大学とに再編し、新たな2大学を一法人とするものであり、静岡地区大学の規模が小規模化するほか、東西両大学とも総合大学としての価値を失うことなどから、多くの反対が示された。すなわち、大学内部から教職員の反対署名・誓願が多数出された(静岡新聞2019年3月23日版)ほか、2019年8月に学生から合意の説明を求める1000名を超える署名が出され(静岡新聞2019年8月7日版、中日新聞2019年8月7日版、朝日新聞2019年8月7日静岡版)、2019年8月には静岡市議会が超党派で反対を文科省に申し入れる(静岡新聞2019年10月1日版)など、反対の動きがある。さらに、2009年9月30日の静岡市議会本会議では、両大学の法人統合・再編について、静岡市の田辺信宏静岡市長が、「大学の統合再編については、地元自治体の十分な理解を得て進めることが最も重要」という文部科学省の通知(2019年7月12日)を根拠として、「静大の取り組みは不十分な状況にあるといわざるを得ない」と答弁し、大学の説明不足を批判した。田辺市長は、同答弁で、静岡大の石井潔学長から、「(市に)ゼロベースでの議論をお願いしたいと申し出があった」とも明らかにした(静岡新聞2019年10月1日版、朝日新聞2019年10月1日版)。