硫砒銅鉱
硫砒銅鉱(りゅうひどうこう、Enargite)は硫化鉱物の一つで、銅とヒ素の硫化物である。
硫砒銅鉱 Enargite | |
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黄鉄鉱上の硫砒銅鉱の結晶 (ビュート (モンタナ州)) | |
分類 | 硫化鉱物 |
シュツルンツ分類 | 02.KA.05 |
化学式 | Cu3AsS4 |
結晶系 | 斜方晶 |
対称 |
斜方晶 ヘルマン・モーガン記号: (mm2) 空間群: Pmn21 |
単位格子 |
a = 7.407(1) Å, b = 6.436(1) Å, c = 6.154(1) Å; Z = 2 |
モル質量 | 393.82 g |
断口 | 不規則 |
粘靱性 | 脆い |
モース硬度 | 3 |
光沢 | 鈍い金属光沢 |
色 | 灰黒色 - 鉄黒色、灰色 - 薄茶褐色 |
条痕 | 黒 |
透明度 | 不透明 |
比重 | 4.4 - 4.5 |
文献 | [1][2][3][4] |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
日本では多量に見られないが、外国では銅の鉱石とされるほど産出する場合がある。完全な劈開を持つことから、ギリシャ語で「明瞭」を意味する" έναργής "にちなみ命名された。
参考文献
編集- ^ http://www.mindat.org/min-1380.html Mindat
- ^ https://webmineral.com/data/Enargite.shtml Webmineral
- ^ Handbook of Mineralogy
- ^ 松原聰『日本の鉱物』学習研究社〈フィールドベスト図鑑〉、2003年。ISBN 4-05-402013-5。