神田恵介
日本のファッションデザイナー (1976-)
神田 恵介（かんだ けいすけ、1976年-）は、日本のファッションデザイナー、衣裳デザイナー、クリエイティブディレクター、映像作家。
かんだけいすけ 神田恵介 | |
|---|---|
| 生誕 |
 日本 鹿児島県 |
| 出身校 | 早稲田大学 |
| 職業 | ファッションデザイナー |
人物 編集
早稲田大学卒業後、文化服装学院にて服づくりを学ぶ。服飾レーベル 「ケイスケカンダ」主宰。自身のブランドの他に、ビームスなどの企業ブランドのクリエイティブディレクターも務める[1]。服作りを始める前の大学生時代は自主制作で映画を撮っていたこともあり[2]、近年では映像作家としての活動もスタートし、銀杏BOYZ「GOD SAVE THE わーるど」のMV監督も務めた[3]。映像作品や舞台、そしてアーティストの衣裳デザイナーとしての仕事も多数で、椎名林檎のツアー衣裳のデザインも手掛けている[4]。
経歴 編集
- 1998年、早稲田大学在学中に服づくりを始める。
- 2005年、自身の会社を設立し、「ケイスケカンダ」として活動開始。
- 2009年、男の子向け玩具として認知されてきたプラモデルを女の子向けアクセサリーとして再解釈して企画プロデュースした「りぼんの戦士」を発表[5]。
- 2014年、盟友である写真家の浅田政志とともに『卒業写真の宿題』(赤々舎)を上梓。ブックデザインは菊地敦己[6]。
- 2017年、ビームスの新ブランド「ビームスクチュール（BEAMS COUTURE）」のクリエイティブディレクターに就任。同年、大学の後輩であり師弟関係にあった[7]アンリアレイジの森永邦彦と共に株式会社あの服を設立[8]。スタジオジブリをはじめ、アシックスやファミリアとの協業を推し進める[9][10]。
- 2018年、旭化成のジップロックをフィーチャーしたアパレルラインをビームスと共に発表。学生時代に遊びの延長で自作していたジップロックをリメイクしたサイフやポーチが元ネタとなっている[11]。
- 2021年、映像初監督作品となる銀杏BOYZ「GOD SAVE THE わーるど」のミュージック・ビデオが公開。
- 2023年、根本宗子作演・高畑充希主演の舞台「宝飾時計」の衣裳デザイン[12]、椎名林檎の全国ツアー「椎名林檎と彼奴等と知る諸行無常」の衣裳デザインを担当。
脚注 編集
- ^ “BEAMSより新ブランド＜BEAMS COUTURE＞がデビュー！”. BEAMS公式サイト. 2021年8月9日閲覧。
- ^ 「keisuke kanda デザイナー 神田恵介 × やまと 代表取締役社長 矢嶋孝行 スペシャル対談」より、「大学時代に自主制作で映画を撮っていた」という記述あり。https://www.kimono-yamato.co.jp/articles/talk_kimonodress/
- ^ “銀杏BOYZ「GOD SAVE THE わーるど」MVにのん、堀田真由、モトーラ世理奈、森川葵、又吉直樹 | 音楽ナタリー”. 2021年8月10日閲覧。
- ^ “「椎名林檎と彼奴等と知る諸行無常」ツアー衣装コメンタリー”. 2023年6月13日閲覧。
- ^ 高木陽子・成実弘至・西谷真理子・堀元彰（編著）『感じる服 考える服：東京ファッションの現在形』以文社、2011年10月25日、72頁。
- ^ “「卒業写真の宿題」(2014年、赤々舎)神田恵介・服 浅田政志・写真”. 2021年8月13日閲覧。
- ^ 森永邦彦『AとZ アンリアレイジのファッション』早稲田新書、2020年12月10日、32-33頁。
- ^ “「アシックス×ケイスケカンダ×アンリアレイジ」スーツのようなリメイクジャージ発売、山田孝之を映像に起用”. 2021年8月15日閲覧。
- ^ “SPECIAL COLLABORATION ITEMSが神戸本店に登場！スタジオジブリのあの服×familiarレッスンバッグ”. 2021年8月15日閲覧。
- ^ “新会社「あの服」の全貌が明らかに、神田恵介×森永邦彦のトークショー開催”. 2021年8月12日閲覧。
- ^ “＜Ziploc × BEAMS COUTURE＞スペシャルアイテムが発売！”. BEAMS公式サイト. 2021年8月12日閲覧。
- ^ “作・演出 根本宗子×主演 高畑充希”. 2023年4月7日閲覧。
外部リンク 編集
- keisuke kanda(ケイスケカンダ)公式サイト
- 神田恵介(@keisuke_kanda) - Twitter
- 銀杏BOYZ - GOD SAVE THE わーるど - YouTube