福井 慶三(ふくい けいぞう、1900年10月1日[1] - 1987年12月24日)は、日本実業家日本綿花(現双日)第11代社長や、オリエント・リース(現オリックス)初代社長を務めた。

来歴・人物 編集

兵庫県出身。神戸高等商業学校(現・神戸大学)卒業後、1923年に日本綿花(後の日綿実業、ニチメン、現・双日)入社。長年にわたりインドに駐在し、1939年ボンベイ支店長、1947年に取締役、常務、専務をそれぞれ歴任。1960年に社長就任し、1966年に会長就任。それに先んじて1964年には、乾恒雄宮内義彦らとともにオリエント・リース(現・オリックス)設立に携わって初代社長となり、3年間務めた。

1967年には中小企業振興業団(現・中小企業事業団)を設立するほか、日中貿易センター監事や毎日放送取締役なども務めた。

俳人としては福井 圭児の名で活躍し、ホトトギス関西同人会長や日本伝統俳句協会副会長を務めた。著書に『火焔樹』や『わが俳句半世紀』などがある。

脚注 編集

  1. ^ 『朝日年鑑 1970年版 別冊』(朝日新聞社、1970年)p.219

外部リンク 編集

先代
岡島美行
日本綿花社長
第11代:1960年 - 1966年
次代
神林正教
先代
(新設)
オリエント・リース社長
初代:1964年 - 1967年
次代
乾恒雄